「農民」記事データベース20180129-1296-10

旬の味


 「埼玉の食を訪ねて」の企画でたくさんのことを学びました。1日目は埼玉食健連の収穫祭「おひまち」に参加。おからを使ったゼリーフライやさいたま市特産のくわいの煮ものなどの料理は一緒に作りました。埼玉の土地で採れた食材を使った料理の数々。八頭の煮もの、ネギぬた、天然なまずの天ぷらや古代豚のおいしかったこと▼2日目はバスで生産者訪問。くわい畑で家族ぐるみで行われている収穫作業の様子をみて、日本の食文化を担っている正月の食材はこの方たちに支えられているのだと思いました。消費者がこの食材をどう使いこなしていくか、くわいの食文化をどのように次の世代につなげていくかを真剣に考えていかなければよい食材も消えていくのではないか▼埼玉の給食ではくわい料理を年1回は入れて、子どもたちに食べさせているそうです。日本の食文化の継承は給食が担っているといえます。学校の中での食教育をもっと大切に。くわいの凛(りん)とした芽を食べて、今年こそ良い年にしなければ。

(澄)

(新聞「農民」2018.1.29付)
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2018年1月

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