2013年1月
■2013年1月21日(第1054号)
- TPP反対/大企業だけ生き残るTPP/農民連女性部第24回総会/休刊のお知らせ
- 「安倍新内閣はTPPに前のめり」――総選挙で「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、TPP交渉参加に反対」と国民に公約した自民党は、公明党との連立政権合意文書で「自由貿易をこれまで以上に推進する。TPPについては、国益にかなう最善の道を求める」ことを掲げ、公約裏切りへの第一歩を踏み出しました。経団連の米倉弘昌会長は「早急に交渉入りを」と矢継ぎ早の催促です。国益の「益」とはまさに大企業の「益」。近く予想される日米首脳会談を前にTPPをめぐって緊迫した情勢が続いています。
- 阪南産直センター設立/今こそ9条守り生かそう
- 12月22日、大阪府泉佐野市で農民組合阪南支部協議会(会長・山下博さん)に対応した新しい産直センター(出荷組合)を設立しました。設立総会には、農民組合大阪府連の原弘行会長、大阪産直センターの谷田努事務局長も参加し、組合長に位松三さん、副組合長に奥野洋司さん、相談役に山下博さん、事務局長に下村晴道を選出しました。
- 雑誌「農民」67号できました
- 雑誌「農民」第67号ができあがりました。
- 農のこころ
- 向き合うや湯気さ緑の七日粥
- 本の紹介/京都府保険医協会編 TPPは国民医療を破壊する
- 本書は、韓国の視察をもとに、TPPが国民医療に及ぼす影響を論じた初のブックレットです。
- この人
- 農民連本部・国際部員 岡崎衆史さん(39)
- 学校給食に七草汁
- セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、これぞ春の七草――。七草は、昔から正月に食べられてきたビタミン、ミネラルが豊富な伝統食で、いまでは、1月7日に七草がゆを食べ、正月料理で疲れた胃を癒します。東京都杉並区の区立大宮小学校で8日、児童たちが給食で七草汁を味わいました。
- ごんぼわさび(ホースラディッシュ)
- 岩手県は本州で一番面積の広い県として知られています。それぞれの地域や生産物によって農繁期も少しずつ違い、何かをアピールすることができないできました。
- 旬の味
- 年末に降った雪が固く凍った山影から新年が始まり、人生二度目の年女になった。『漢書 津暦志』によると、巳年は草木の成長が限界に達して、次の生命が作られる時期だという。今の世の中をあらわしているようで感慨深い
■2013年1月14日(第1053号)
- 今年も挑戦 農業青年/農民連青年部第21回総会
- 完全有機栽培をいま模索中/じいちゃんの願い聞き農業継ぐ
- “お金じゃない”
- 野菜の「引き売り」を40数年続けてきた福島市飯野町の佐藤益子さん(82)。東電への損害賠償では、東電職員に「お金じゃない。私の生き方・人生を奪われたんだ。それを証明したいんだ」と詰め寄り、損害賠償を勝ち取りました。佐藤益子さんは昨年12月9日に開かれた福島県農民連の第26回総会で、手書きの原稿を用意して発言しました。その一部を紹介します。
- 農のこころ
- 晦日蕎麦打つ父もゐて母もゐて
- あんぽ柿から他の品目への転換に賠償を
- 福島県農民連は12月19日、30人余りが上京して「このままでは正月を迎えられない」と、原発事故の全面賠償を求めて東京電力本社と関係省庁の担当者を同席させて、要請行動を行いました。福島県連の亀田俊英会長は「どの要求も、どうしても年内に解決しなければならないものだ。誠意ある回答を」と訴えました。
- 持続可能な社会へ、農業の復権と農村の再生を担える農民連の建設を!!(1/5)/(2/5)/(3/5)/(4/5)/(5/5)
- 農民連は、2011年1月に開催した第19回定期大会決議にもとづいて運動をスタートさせました。その直後の3月11日に発生した東日本大震災と原発事故によって、被災者救援、復興、原発事故の損害賠償や放射能汚染から食の安全を守る運動、原発ゼロを要求する運動などに全力をあげてきました。
- “ふるさとの味”満載
- 「今年も、庄内のふるさとの味を満載して生産者がやってきました」―山形・庄内産直センターは昨年12月16日、横浜市泉区にある苗場保育園で、14回目の“庄内ふるさと産直市”を開き、保育園児や卒業した子どもたち、保育士や父母、地域の住民などで、終日にぎわいました。
- 長野・佐久地方 18回目迎えた「食と農のつどい」
- 長野県の佐久地区「食と農のつどい」実行委員会は昨年12月1日、佐久穂町で第18回「食と農のつどい」(荻原徳雄実行委員長)を開き、100人余が参加しました。
- 旬の味
- この数年、お正月のしめ飾りは自分で作っている。直売所にしめ飾りを出荷している友人が、暮れにしめ飾り作りの講習会を開いてくれるのだ
■2013年1月7日(第1052号)
- 「野馬土(のまど)」福島復興の拠点に
- 「言いたいことはいっぱいある。しかし、私たちはここで生きていかなければならない。そのために、多くの方々の協力で『野馬土(のまど)』というみんなが集まって元気の出せる場所をつくった。そして、ここから“フクシマのいま”を発信していく。末永く発展するよう、いっそうのご支援を」(野馬土の代表理事、杉和昌さん)―東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で大きな被害を受けている福島県浜通り地方。ここに、浜通り農民連と浜通り農産物供給センターが中心となって、復興の拠点となるNPO法人「野馬土」を立ち上げ、12月22日、相馬市の国道6号沿いに完成した農産物直売所と交流施設(コミュニティ・カフェ)がオープン。雨の中でしたが、たくさんの組合員や市民が駆けつけ、お祝いしました。
- 大会成功 運動を発展させる年に
- 年頭あいさつ 農民連会長 白石淳一
- 食健連 グリーンウエーブ集結集会/米価と需給の安定に政府は責任をもて
- 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は12月19日、都内で「2012年秋のグリーンウエーブ中央集結行動」に取り組み、中央や地域での運動の成果を持ち寄り交流。新年から始まるたたかいに向けて決意を固めあいました。
- “おらほ”の郷土おせち
- 寒さが増すと、1年で一番おいしい季節になります。蟹(かに)に牡蠣(かき)に鱈(たら)に鰤(ぶり)…と、いろいろあります。
- 農のこころ
- 年新た谷戸田は畦にむすばれて
- TPP参加阻止 地域共同さらに強く広く(1/2)/(2/2)
- 富山市で2012年12月1日、富山食健連や県JA、生協などの代表者6人が呼びかけ人になって、「ストップTPP県民集会」が開催されました。呼びかけ人となった6人に、TPP参加反対への思いや今後の取り組みについて、縦横に語ってもらいました。
- 若者が安心して農業に励み定住しつづけられる沖縄を/迎春 幸多い年でありますように/土鍋の中でとろっとろ 温まるよ。
- 新年を迎え、沖縄での米軍基地強化の策動を跳ね返し、基地撤去の課題が大きな焦点になります。「基地を一刻も早くなくし、若者が安心して農業に専念し、定住できる沖縄を」と、反対運動に取り組む農家を紹介します。
- 旬の味
- 新しい年の干支(えと)は癸巳(みずのとみ)である。干支は、古代中国で考案された10種類の十干(じっかん)と、12種類の十二支との組み合わせで年を表す方法で60種類がある
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