第14回産直市 in 苗場保育園(横浜)
“ふるさとの味”満載
庄内(形山)の生産者がやってきた
園児も、親たちも、生産者もみんな笑顔
「今年も、庄内のふるさとの味を満載して生産者がやってきました」―山形・庄内産直センターは昨年12月16日、横浜市泉区にある苗場保育園で、14回目の“庄内ふるさと産直市”を開き、保育園児や卒業した子どもたち、保育士や父母、地域の住民などで、終日にぎわいました。
庄内産直センターからは組合員30人余りが、マイクロバスにたくさんの米や農産物・加工品・ワインなどを積んで参加。被災地で炊き出しした豚汁やあずき餅、そして玉こんにゃくに人垣ができ、「あたたかくておいしい」と好評でした。
農民シンガーソングライターの小野寺裕さんが、ギターをかかえて「♪ぼくらはみんな生きている♪」などを歌うと、子どもたちも大きな声でいっしょに歌っていました。小野寺さんは「子どもたちの熱気にめずらしく、あがってしまいました」と照れ笑い。
|
小野寺さんの伴奏にあわせて子どもたちもおとなも大きな声で歌いました |
“おいしい”の一言―「作りがいがある」
2回目の参加という菅原隆志さんは藤島町の米農家で、保育園に米を届けています。「子どもたちにおいしいと言ってもらえて、すごく作りがいがある。もっとおいしい米をと、いま疎植栽培に挑戦しています」と話してくれました。
また、2カ月前から準備してきた苗場保育園の保育士、前嶋めぐみさんは、「生産者との交流では、これまでの田植えや稲刈りだけに終わらせないで、会話のあるお祭りにしたいと思い、生産者の名前を大きく胸に張ってもらいました」と意気込んでいました。
前夜の交流会では、これまで年長組だけに案内してきましたが、今回はゼロ歳児からすべての家庭に案内を出し、総勢100人の大宴会になりました。
今年のテーマは「みんながえがお」。小野寺さんの歌に合わせて、子どもたちも親たちも、そして生産者も、みんな笑顔で晴れわたった青空に歌声を響かせていました。
(新聞「農民」2013.1.14付)
|