「農民」記事データベース20130121-1054-04

農のこころ

丸山美沙夫


 向き合うや湯気さ緑の七日粥

             美沙夫

 七草粥(ななくさがゆ)を食べると邪気を除き、万病にかからないという正月七日の行事。地方、時代により違いもあるが日本の食文化の風習の一つ。芹・薺…と、七草が揃わずとも、若菜を入れた鮮やかな緑と風味。熱々の粥を吹きながら食べる美味に心も体も温まる。江戸時代に庶民の間で「七草粥」を食べた風習のゆえんも味わう。

(新聞「農民」2013.1.21付)
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2013年1月

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