2017年5月
■2017年5月29日(第1264号)
- 農業が輝く村づくりを
- 長野県中川村(人口約5000人)に農民連会員の村長が誕生しました。中川農民組合の宮下健彦さん(62)です。中川村は、宮下新村長のもとで、元気で活気あふれる村づくりに向けて新たなスタートをきりました。
- 4野党議員と意見が一致
- 農民連は5月18日、参院議員会館で野党議員を訪ね、懇談を行い、笹渡義夫会長、藤原麻子事務局次長らが参加しました。
- “共謀罪のある日常”を想像して
- 私は現在、岐阜県大垣市で夫や息子、義母と農業を営み、米を主に野菜をつくっています。
- 農のこころ
- 田植済み水より深く村眠る
- 収入保険は役に立つのか?〈下〉
- 農水省の試算では、基準収入1000万円の農家が補償限度額9割、支払率9割を選択した場合、農家負担は約30万円です(表2)。1000万円に対する30万円は一見軽く見えますが、農家は所得(586万円)から支払うため、5・1%の高負担です。
- 調べて安心!!/安心して営農するためにぜひ農薬検査の活用を
- 「測ってみて安心できました」「やっぱり調べることは大事」という声が生産者からあがりました。
- 僕の活動のつながりはすべて畑から生まれた
- 今回ご紹介する組合員は、弱冠22歳で3月に大学を卒業しましたが、農業歴は10年以上といった経歴の持ち主・島田優(まさる)さん=奈良市在住=です。
- 私は88歳の新規就農者/イラスト2点
- 福岡県の若宮農民組合の打ち合わせ会議に居合わせた須河内(すがうち)省三さん(88)=宮若市=が「農家ではないが農民組合に入れるのか? 部落の集会のとき、非農家だと言って仲間に入れてもらえない」と発言し、それまでの会議の固い空気がパッと明るくなりました。
- 畜産経営安定法改定案の問題点
- 安倍政権が今国会での成立をめざす「農業競争力強化プログラム」関連8法案のうち、生乳の生産・流通制度に関する「畜産経営安定法」改定案(以下、改定案)が衆議院に提案され、審議が進んでいます。
- 私たちはまだまだ狙われている
- 茨城農民連は5月3日、水戸市千波公園はなみずき広場で行われた憲法フェスティバルに今年も参加し、「TPPプラスと食糧主権」と題して企画テントを出しました。
- “子育て応援米続けて”
- 福岡市の農民会館で4月15日、新日本婦人の会福岡県本部と福岡県農民連との産直会議が開かれました。これは、毎年行っているもので、生産者・消費者の立場で忌憚(きたん)なく話す場となっています。40人ほどが出席しました。
- 地域の話題あれこれ
- 2月に標高270メートルの長野県南部で梅の開花が始まり、その後南から北へ、低暖地から標高1300メートルの高冷地へと春の便りが訪れます。3月下旬に果樹地帯では梅に始まり、アンズ、桃、梨、リンゴと白からピンクと開花が続きます。
- 子育てママと農業、両方を元気に
- 東日本大震災と原発事故から丸6年。事故によって多くの人が避難生活を強いられ、農民からもの作りが奪われるなかで、「だからこそ集まって、ものをつくろう」と、福島県農民連の南相馬女性部で、共同作業での綿花づくりが始まったのが2013年のことでした。
- こんにゃくの花咲いたョ
- こんにゃくの花を見たことがありますか?全長1メートル60センチくらい。近所の農民連会員の浦崎さんによるとこんにゃく芋を3〜4年、家の中に置いておくと咲くのだそうです。
- 旬の味
- 大型連休も過ぎ、木々の新緑がまぶしい今日この頃。ある地方新聞の記事で手書きの手紙は味わい深い、おもしろい、温かいとあった。この文化を子どもたちに伝えたい
■2017年5月22日(第1263号)
- 私は反対します
- 農業競争力強化支援法が、自民、公明、日本維新の会などの賛成多数により参議院で可決され、成立しました。参院農水委員会で宮城県農民連の鈴木弥弘(やすひろ)事務局長が参考人として出席し(4月27日)、反対の立場から意見を述べました。鈴木さんの発言大要を紹介します。
- 春の堰普請
- 標高600メートル、冬は豪雪にとざされる静かな山間の農村、福島県南会津町湯の花集落でも、田植えの準備が始まっています。
- 東京農民連とJA東京中央会が懇談
- 東京農民連は4月28日、JA東京中央会と懇談を行いました。東京農民連からは小寺理一会長、武藤昭夫事務局長ら6人の役員が参加し、営農農政部の島田幸男部長らと率直に意見交換を行いました。
- いいね!日本国憲法/「共謀罪」阻止へ 連日行動始まる
- 憲法施行70周年を迎え、「いいね!日本国憲法 平和といのちと人権を! 5・3憲法集会」が5月3日、東京江東区の有明臨海防災公園で開催され、「共謀罪NO!」のプラカードを手にした5万5000人もの人々が広大な会場を埋め尽くしました。
- 国民平和行進2017/沖縄連帯集会に1500人
- 国連総会で核兵器禁止条約の議論が始まった画期的情勢のなか、今年の国民平和大行進は5月6日に東京・夢の島をスタートしました。8月4日の広島市・平和公園到着まで約2カ月間、核兵器のない社会の実現を訴えながら歩きます。6日は「核兵器のない社会をつくろう」と呼びかけながら都内を行進。途中ではマンションから手を振って激励する人も見られました。
- 農のこころ
- 田水張る農一徹の眼がきらり
- 収入保険は役に立つのか?〈上〉
- 収入保険制度を新たに作り、農業共済制度を改定するための「農業保険法」案が国会に提出されています。アメリカにならって「農業収入の減少に伴う農業経営への影響を緩和する」というフレコミですが、はたしてそうなのか、2回に分けて検討します。(詳しくは、農民連ブックレット『ストップ! 日米FTAと「安倍農政改革」――私たちの提案』をご覧ください)
- 元気な農業経営をみよう
- 進む高齢化、増える離農者、減る作付面積と生産量――。茨城県の特産品でもあるメロンの2015年の作付面積は1985年比で46・8%に減っています。生産の維持とその担い手確保は喫緊の課題です。
- 農民連 今年も金賞/イラスト
- 第88回川越地方統一メーデーが5月1日、埼玉県川越市で行われ、約300人が参加しました。
- 旬の味
- 新茶シーズンが本格的にスタートです。今年は、春頃から雷が鳴る日があり、気候も気温も上がらず桜シーズンも全国で1週間から10日遅れでスタートとなりました。それにつれて、新茶のシーズンも一週間遅れとなりました
■2017年5月15日(第1262号)
- 安倍政権と東京電力の福島切り捨てを許さない!
- 農民連本部と福島県農民連は4月26日、都内で「安倍政権と東京電力の福島切り捨てを許さない! 政府・東電への要求行動」に取り組みました。福島からはバス3台を連ね、約100人が参加しました。
- 息子が今年から農業に トラクターを初運転中
- 今日も素晴らしい晴れの日です。4月24日にわが家の田おこしをようやく始めました。
- 運動をさらに広げよう/共謀罪はゴメン
- 国民大運動実行委員会など3団体は4月26日、国会前行動を行いました。労働組合や運動団体など250人が参加しました。
- 農のこころ
- 被災田の万の菜の花立つ気配
- TPP生き残り?
- 死んだはずだったTPPが“ゾンビ”のようによみがえる――。ホラー(恐怖)映画まがいのストーリーの製作者は安倍政権。こんな悪あがきをするねらいは何か、TPPがよみがえる見通しはあるのか、さぐってみました。
- 埼玉県農民連女性部 山桜の会 第29回総会
- 埼玉県女性部「山桜の会」の第29回総会が3月30日、熊谷市で開催され、パワーみなぎるお母ちゃんたち13人が集まりました。
- みんな集まり楽しいひと時 本当にありがとう 感謝です
- 4月15、16の両日、東京土建板橋支部(土建板橋)と宮城県農民連の被災者支援活動が宮城県東松島市で行われました。総勢24人が参加し被災者に炊き出しなどを行いました。
- 港から8キロの所まで拡散
- 福岡県農民連女性部は今年も遺伝子組み換え(GM)ナタネの自生調査を4月15日と30日に行いました。今回は農民連事務所がある県内各地域や消費者が住む場所など広範囲な自生調査と検証です。
- この人
- 奈良県葛城市の中元梨愛さん(30)は就農8年目です。御所(ごせ)市にある父親の実家の農地を借りて、2ヘクタールの畑と2棟のハウスで、有機栽培野菜を生産しています。以前は料理人見習いとして働きながら、家庭菜園で作った野菜をレストランで使っていました。
- 旬の味
- 今年もまた田植えの季節がやって来ました。私の住む町でも朝早くからトラクターや草刈り機の音が聞こえ始めました。私は子どもの頃から農作業が大好きで、手植えをしていた頃によく手伝っていました
■2017年5月1日(第1261号)
- 復興への努力続く被災地
- 熊本地震から1年が経過し、阿蘇から八代にかけての広範囲の被害は、農業、観光と幅広く生業に影響を与えてきました。被災地と被災者は、復興に向けて努力の毎日が続いています。熊本県農民連は、今年は月に1回被災地に農産物を届けています。
- ブックレットができました
- TPP(環太平洋連携協定)を外圧にした「安倍農政改革」は、ブレーキの壊れた欠陥車並みの暴走状態に突入しています。暴走は、農協に対する攻撃から、価格保障制度つぶし、農地も種子も大企業に明け渡せという攻撃、来年からの米生産調整「廃止」など、広範囲に及んでいます。
- 日米FTAの危険浮き彫りに/日米経済協議に異議あり! 官邸前で市民がアクション
- 「頭隠して尻隠さず」。悪事の一部を隠して、全部を隠したつもりでいる愚かさを笑う――日米経済対話における安倍政権の対応を見ていて、こんなことわざが思い浮かびます。
- “企業のためのルールづくり”だ/辺野古の海の埋め立て工事強行を許さない!大集会
- 日本と欧州連合(EU)のFTA=自由貿易協定=(日欧EPA=経済連携協定=)交渉で、TPPと同様に多国籍企業のためのルール作りが行われていることが、EU側の発表とリークで浮き彫りになりました。4月17日に参議院議員会館で開かれた日欧EPAの学習会で、日欧の専門家・活動家が明らかにしました。
- 農のこころ
- 雑草や意地張るような春の畑
- 「共謀罪」法案の問題点は
- 「共謀罪」法案の衆議院での審議入りを与党が強行しました。同法の問題点を、「TPPに反対する弁護士ネットワーク」事務局長を務めた中野和子弁護士に聞きました。
- 2017年夏季カタログ
- 農民連ふるさとネットワークの「2017年夏季産直カタログ」ができました。農民連だからできる、質とボリュ―ムのある”顔のみえる産直”です。
- 地域で担い手育てる山口農園
- 3月30、31日に行われた担い手づくりシンポジウムのパネリストの1人でもある(有)山口農園の取り組みを紹介します。
- 兵庫食健連が総会
- 4月8日に兵庫食健連の総会を神戸市の須磨寺自治会館で開催しました。参加者は22人。農民連からは、芦田淺巳会長をはじめ4人が参加しました。
- 旬の味
- 4月から字の区長を任せられることになった。人口300人余の小さな農業地域の集落で古くからの年中行事が受け継がれている
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