旬の味
大型連休も過ぎ、木々の新緑がまぶしい今日この頃。ある地方新聞の記事で手書きの手紙は味わい深い、おもしろい、温かいとあった。この文化を子どもたちに伝えたい▼しかし時代はますます手書きから子どもたちを遠ざける。キーボード、音声入力など、時代はパソコン、スマホ。紙文化を置き去りにしていく。はがきや封書が値上げになるとか。まずはおとなから子どもたちに出してみよう、情の詰まった一枚を▼私が病気で入院中のときに友と交わしたはがきのやり取り、兄が亡くなる前にくれた手紙には子どもたちを思う何気ない文のやりとりに励まされた。メールでは出せない味がちりばめられている手紙、はがきに残したい文化がある。親子の絆が実感でき、こんなにうれしい贈りものはない。手書きには心がこもる▼プライバシーの侵害、表現の自由を奪う憲法違反の共謀罪。話し合いをし、相談しているだけでも処罰の対象となり、監視社会にしてしまう。今国会での悪法の廃案目指して力を合わせよう。 (Y)
(新聞「農民」2017.5.29付)
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[2017年5月]
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