みんな集まり楽しいひと時
本当にありがとう 感謝です
宮城県農民連 土建板橋 東松島(城宮)に支援
炊き出しとモチツキ
包丁研ぎに椅子作り
土建板橋
4月15、16の両日、東京土建板橋支部(土建板橋)と宮城県農民連の被災者支援活動が宮城県東松島市で行われました。総勢24人が参加し被災者に炊き出しなどを行いました。
15日は東松島市の小松南団地、16日は小野駅前東住宅を訪問しました。小松南団地は東松島市で最初にできた災害公営住宅の団地です。若い子育て世代も多く入居しています。農民連会員の佐藤和雄さん(67)が地域づくり推進委員として自治会の中で奮闘し、今回初めて支援行動が実現しました。
「復興まつり」と銘打って行われた支援活動では、土建板橋の参加者は、フランクフルト、豚汁、焼きそばの炊き出しと餅つき、包丁研ぎ、椅子作りを行いました。
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被災者に贈る椅子を作る土建板橋のみなさん |
餅つきにはそれぞれの住宅の子どもたちが、杵を持って餅つきに挑戦。椅子づくりには希望者が大勢集まり、うれしそうに出来上がった椅子を受け取っていました。
全国から寄せられた
農産物・加工品配る
農民連
農民連からは青森県から寄せられた米、卵、みそと長野県のリンゴジュース、奈良県の米、和歌山県のはるか、ネーブル、日販連(日本販売農業協同団体連合会)のパインなど全国から寄せられた農産物・加工品が住民に配布されました。
小松南団地に住む安倍靖さん(77)は「みんなで集まって本当に楽しい時間が過ごせた。一人暮らしなので、こういうイベントはありがたいです」と話していました。
佐藤さんは「なかなか住人が家から出てこないので、いろいろイベントを行って出てきてもらうようにしています。椅子を作ってもらうのも餅つきもこの団地では初めてで、楽しかった。ありがとうという感謝しかありません」と話していました。
2日目の小野駅前東住宅での支援活動では、子どもたちが椅子作りに挑むなど、交流が深まりました。
支援活動後には大友貞夫さん、昭子さん夫妻ら現地のみなさんと、カニ汁や焼き牡蠣(かき)など心づくしの料理をつつきながら交流しました。
今回初参加の大工、丸山浩一さん(77)は「みなさんのがんばっている姿を見て、大したもんだと感じました。これからも支援活動をしていきたい」と話していました。
(新聞「農民」2017.5.15付)
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