「農民」記事データベース20170515-1262-08

港から8キロの所まで拡散

福岡県農民連女性部


遺伝子組み換えナタネ自生調査

 福岡県農民連女性部は今年も遺伝子組み換え(GM)ナタネの自生調査を4月15日と30日に行いました。今回は農民連事務所がある県内各地域や消費者が住む場所など広範囲な自生調査と検証です。

 輸入されたGMナタネはいたるところで自生しています。博多埠頭から東に8キロ離れた粕屋郡粕屋町五寸田でバスタ耐性を検出されるなど、ここまで今回は10カ所で採取し、3地点で検出されました。

 自生調査とともに「食の安心と安全」のテーマで消費者と学習会を開催し、身近な所に自生しているナタネを分析キットで検証しながら遺伝子組み換え問題を考えます。

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GMナタネの検査をする福岡県女性部=4月15日、福岡市

 種の壁を越えた微生物(バクテリア)の遺伝子が組み込まれた大豆・ナタネ、害虫を殺す遺伝子を持ったBTコーンの栽培の話を聞いた消費者から初めて聞く話に「ヒエ〜! ワー!」と驚きの声が上がりました。

 資料と一緒に農民連食品分析センターの募金パンフをもれなく配布。食の安全・安心を守るのは、農家とともに消費者自身です。

(福岡・若宮農民組合 藤嶋嘉子)

(新聞「農民」2017.5.15付)
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2017年5月

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