2009年9月
■2009年9月21日(第894号)
- ビア・カンペシーナ東南・東アジア地域 女性交流会に参加して
- 農民連女性部は8月、2つの国際活動に参加しました。ひとつは、バングラデシュで開かれたビア・カンペシーナ東南・東アジア地域の女性交流会。もうひとつは、韓国女性農民会の結成20周年を記念した日韓交流です。参加者のリポートを紹介します。
- 築地市場移転の即時中止を/災害カンパの呼びかけ
- 東京都が築地市場(中央区)を、土壌汚染が深刻な豊洲の東京ガス跡地(江東区)へ移転を検討している問題で、仲卸業者らでつくる「市場を考える会」などの実行委員会は9月8日、「豊洲新市場計画の中止を求める市民集会」を文京区内で開き、150人が参加しました。都議選、総選挙後の初めての集会です。
- 民主党政権が進める農政は?/安定的な多収穫のために栽培技術講習会ひらく
- 農業・農協問題研究所は9月6日、東京都内で第66回研究例会を開催。研究者ら約30人が参加しました。
- 農のこころ
- 汚れなき棚田の還す落し水
- 農民連女性部 韓国女性農民会(KWPA)と交流/種子を守る取り組み訪ねて(尚州)
- 農民連女性部は、韓国女性農民会(KWPA)から結成20周年記念大会に海外から唯一招待され、8月20〜22日の間、渡部チイ子さん(福島)、武田れい子さん(奈良)、高橋マス子さん(神奈川)が参加し、交流を深めました。
- 地域に支えられ 元気じるしの直売所 地産地消 安全・安心(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)/まがっていると規格外 味は同じなのだけど
- 朝市の心得は継続と品ぞろえ 地域住民との連帯で定着/家族連れでゆっくり買える工夫 多彩な農産物ならべ 今夏オープン/生産農家が直接販売できる ブランド化、新鮮な“鎌倉やさい”/値段高いものも都会にないおいしさ 販路あり、生産意欲わき、元気に/まがっていると規格外 味は同じなのだけど
- 本の紹介/日本婦人団体連合会編 女性白書2009
- 農民連女性部が加盟する日本婦人団体連合会が毎年編さんしている「女性白書」の2009年版が発行されました。
- 土気サタデーマーケット開催(10月3日)(千葉)
- 千葉市土気にある「あすみが丘ふれあいの広場公園」で、10月3日(土)10時からサタデーマーケットが開かれます。実行委員長の武田伸也さん(農民連本部の国際部員)に聞きました。
- あきらめず運動すれば…一揆から学ぶ
- 8月30日、岩手県農民連女性部恒例の「秋の県内研修」バスツアーが行われ、33人が参加しました。今回は、「ほら貝のひびき」の著者・宍戸春雄さんといっしょに「伊達北部寛政の百姓一揆」の足跡を訪ねるツアーでした。
- わが家で注文できる直売所
- 農民連ふるさとネットワークは、今年で5年目、通算10回目となる2009年夏季カタログに取り組み、全国から前回を超える注文が寄せられ、このほど終了しました。カタログ担当の渡辺満広さんに聞きました。
- 米価暴落/農家がイザという時 知らん顔はできません
- 「こういう時こそお米を食べている私たち消費者も駆け付けなくちゃ」――7月13日、山形県鶴岡市で開かれた「米価急落・黙ってはいられない、怒りの農民総決起集会」(庄内農民センター主催)に、飛行機に乗って、はるばる横浜からかけつけた3人の消費者がいます。庄内産直センターのお米を給食に使っている保育園の先生たちです。「生産者を守ることは、私たち消費者の食糧を守ること」という熱い共感が、今では「農家応援米」という取り組みに広がっています。
- 旬の味
- コシヒカリの刈り取りの最中だ。例年より1週間遅い。長雨で生育の遅れが心配されたが、盆過ぎからの好天にも恵まれ遅れを取り戻した。品質的には高温障害もなく、農民組合の今年最初の検査は1200袋がすべて1等になった。しかし収量は昨年に比べ反当たり1俵前後少ない。7ヘクタール作っている友人は150袋の減収と米価低迷で、「農機具の返済金が払えそうにない」と頭を抱えている
■2009年9月14日(第893号)
- さらに要求実現へ向け全力/主食用米1万3500トン輸入決定
- 総選挙の結果は、与党の自民・公明両党が大敗、野党の民主党が大躍進し、日本共産党と社民党は現状維持。農産物の輸入自由化と選別化・規模拡大の「構造改革」を推し進めてきた自民党農政は、国民の怒りをかって退場に追い込まれました。一方、日米FTA(自由貿易協定)推進を掲げる民主党にも、不安や批判の声があがっています。各地の組合員に聞きました。
- 総選挙の結果について
- 一、30日に投開票がおこなわれた衆議院議員選挙で、自民・公明政権が国民のきびしい批判を受けて大敗を喫し、退場することになった。自民党は、119議席と公示前の3分の1に激減させ、公明党も31議席から21議席に大きく後退した。
- 農民連が佐用町で救援活動(兵庫県)
- 死者・行方不明者20人、家屋の全壊や床上浸水など約2000棟―台風9号の豪雨災害で、兵庫県佐用町では8月9日、佐用川が氾濫(はんらん)し、一気に押し寄せた濁流で、川沿いの住民が大変な被害を受けました。200人近くの人たちが避難所生活を強いられています。そのうち約40人は雇用促進住宅へ移動の予定で、自宅の2階や納屋を何とか住める状態にして家に戻る予定の人たちもいるそうです。阪神・淡路大震災とはまた違った被害の大変さです。
- SBS(売買同時)1万5000トンの全量落札
- 9月1日、政府・農水省はミニマムアクセス米のうち、SBS(売買同時)入札を1万5000トンの枠で実施し、全量落札しました。
- 農のこころ
- 威銃(おどしづつ)国叱られてゐるごとく
- 自然災害『イザという時』の備えに 災害対策マニュアル
- 農民連も参加する災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会(略称:全国災対連)は、このほど、パンフレット「災害対策マニュアル―自然災害『イザという時』の備えに」(常備用)を作製しました。これは、これまでの災害被災者支援や生活再建の取り組みを教訓に、災害発生直後から生活再建まで、どのように対応すればいいのかをまとめたものです。
- 国産農産物の展示商談会 アグリフードEXPO2009東京
- 国産農産物の展示商談会「第4回アグリフードEXPO2009東京」が8月25、26の両日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれ、全国の農業関係者や食品関連・流通業者など528社から約3000品目が紹介されました。主催は、日本政策金融公庫。2日間を通じて、約1万2700人が来場しました。
- 第17回生ごみリサイクル交流会 各地のえりすぐりの情報を交換
- NPO法人有機農産物普及・堆肥化推進協会などでつくる実行委員会は8月24日、東京都新宿区の早稲田大学国際会議場で第17回生ごみリサイクル交流会「生ごみは宝だ!」を開き、各地で行われているリサイクルシステムの確立、ごみの減量化や堆肥(たいひ)化の取り組みを交流しました。
- 旬の味
- ただいま新米の刈り取り真っただ中である。今年は台風被害が少なかったが、日照不足の影響で稲穂の実入りが悪い地域が多く、全国的な作況が心配だ
■2009年9月7日(第892号)
- ゆきすぎた規制緩和のりこえ 手をつなぎ確かな米の流れを/夏の学習交流会 in 福島
- 早場米地帯では稲の刈り取りが始まり、新米が店頭に並び始めるなか、農民連ふるさとネットワークは8月23日、東京都文京区で10回目となる「米屋さんと生産者をつなぐ交流会」を開き、北海道、東北、関東、北陸の生産者と、首都圏を中心とした米卸業者、お米屋さんの合わせて160人余りが参加しました。天候不順、低米価のもとで、生産者と米屋さんが手をつなぎ、米を消費者に届ける流れをさらに強めようという熱気であふれました。
- 産地と結びついた学校給食を
- 8月21〜23日、「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい2009」が東京都内で行われ、のべ約7000人が参加しました。国民の共同で教育を充実させようと、同実行委員会(全日本教職員組合など26団体で構成)が毎年開いているもので、農民連も今年から実行委員会に参加して、学校給食などの問題で積極的に発言しました。
- ホンジュラス軍事クーデター抗議
- 6月28日、中米ホンジュラスで軍事クーデターが起こり、米州ボリバル代替機構(ALBA)の下で小農民と家族経営農業を支える政策を促進してきたホセ・マヌエル・セラヤ・ロサレス大統領が国外追放されました。
- 農のこころ
- 農政を思案顔して案山子かな
- ベネズエラ視察ツアーの見どころ
- 農民連は、結成20周年を記念して、10月30日から11月9日までベネズエラ視察ツアーを計画しています。ツアーのコーディネートと通訳をお願いしている新藤通弘さん(日本AALA副理事長で現代ラテンアメリカ研究の第一人者、城西大学兼任講師)に、ツアーの見どころを聞きました。
- 「農」とはものを作る喜びだ もうけ追求の「業」とは違う
- 青年劇場は、今年で創立45周年を迎えました。その記念すべき年に第100回公演として、高橋正圀さんの新作、「結の風らぷそでぃ」を上演します。高橋さんはこれまで、食と農をテーマに、「遺産らぷそでぃ」「菜の花らぷそでぃ」を全国で巡演し、好評を博しました。今度の「結の風らぷそでぃ」も、この2作品に続いて食と農をテーマにした作品です。シナリオを書き上げた高橋正圀さんに聞きました。
- 旬の味
- 8月の猛暑のなか、歴史的な総選挙がたたかわれ、自民党が大敗し、自公政権は退場した
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