「農民」記事データベース20090921-894-04

農のこころ

丸山美紗夫


 汚れなき棚田の還す落し水

            美沙夫

 「落し水」は、稲穂が成熟してくる頃に今まで掛けていた水を止め、畦を切って田んぼの水を用水路などに排出することをいう。稲づくりにとって大切な水であった。その役割を果してもらった尊い水。棚田などの夕陽にきらめく「落し水」は美しい情景ともなる。稲田は環境保全にも重要な役割を果し、稔りの秋へ。

(新聞「農民」2009.9.21付)
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2009年9月

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