台風9号豪雨災害農民連が佐用町で救援活動(兵庫県)デカンショすいか差し入れ
死者・行方不明者20人、家屋の全壊や床上浸水など約2000棟―台風9号の豪雨災害で、兵庫県佐用町では8月9日、佐用川が氾濫(はんらん)し、一気に押し寄せた濁流で、川沿いの住民が大変な被害を受けました。200人近くの人たちが避難所生活を強いられています。そのうち約40人は雇用促進住宅へ移動の予定で、自宅の2階や納屋を何とか住める状態にして家に戻る予定の人たちもいるそうです。阪神・淡路大震災とはまた違った被害の大変さです。 農民連の組合員で町議でもある笹田鈴香さんは、「電化製品が流された」「水没して使用不能になった」「ガスコンロがほしい」などの要望を聞き、軽ワゴン車に救援物資を積んで走り回っています。
兵庫農民連でもカンパを募り、篠山の粟野章治さんが提供してくれた「デカンショすいか」を配りました。「すいかが色づいて、やっと食べられるかなと思っていた矢先に水に流されて食べ損ねた。今年初めて口にするすいかや。うれしい」との第一声に意気込んで、被害のひどかった久崎地区や旧宿場町の平福まで足を伸ばしました。「甘くておいしい。元気が出る」と喜んでくれました。
全国から送られた、山のように積まれた救援物資のお陰で生活用品は間に合っているようです。「今ほしいものは、やはりお金です」という住民の切実な声が上がっています。兵庫農民連ではカンパを募り、笹田鈴香さんに届けたいと思っています。ぜひ、ご支援を。 (兵庫農民連 宮本美子)
郵便振込先 兵庫県農民運動連合会 (新聞「農民」2009.9.14付)
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[2009年9月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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