2009年1月
■2009年1月26日(第861号)
- 何をするにも仲間が必要だ
- 「何をするにも仲間が必要だ!」「若者が3人集まったから、とりあえず青年部を作ろう!」――年の瀬も押し詰まった昨年12月、兵庫県農民連の青年部が旗揚げしました。
- 青年部活動もり上げるぞ/農民連青年部第17回総会
- 新潟農民連は昨年12月26日、十日町市の棚田の里「松之山」で青年交流会を行い、県内のほか山形、福島、静岡、千葉などの青年20人が集いました。
- 輸入米 カビ状異物47件発見
- 水省は昨年12月19日、政府が加工食品メーカーに売却したタイから輸入した米から「カビ状の異物」が発見され、きわめて発がん性の高いカビ毒であるアフラトシキンが検出された、と発表しました。
- 農のこころ
- 減反ならぬ冬田一枚いちまいの貌
- WTOは「食糧主権」損なう合意をするな
- いまの世界貿易優先のドーハラウンドは、食糧危機も気象危機も解決することができない―「食糧に対する権利」に関する国連人権委員会の特別報告者、オリビエル・ドシュッテル氏が初めてWTO(世界貿易機関)へのミッションとして調査に入り、WTOが「食糧への権利」を順守しているかを検証した中間報告を昨年12月17日に発表しました。
- 税金問題Q&A
- Q 今年、農舎を修理して100万円を支払いました。これは、修繕費として全額を今年の必要経費として申告するのですか。また、減価償却をするのですか。
- 風雪の道歩んだ20年―(下)―
- 小林 日本の企業は中国や東南アジアで、日本で禁止された農薬を使い安い労働力を求めて「開発輸入」し、非難をあびています。一方で私たちは、東南アジアをはじめ世界の農民とビア・カンペシーナを通じて信頼関係を築き、しっかり交流できるのは、過去の戦争に対してキチンとした反省の立場に立ち、「憲法9条を守ろう」という運動をしているからです。
- 国産材の復活で林業再生を
- 全国森林組合連合会(全森連)と日本造林協会は昨年12月2日、林業再生と国産材の活用復活を求める「森林・林業振興全国大会」を都内で開き、全国各地の林業関係者らが集いました。
- 佐久食健連が「食と農のつどい」
- 長野県の佐久食健連は昨年11月29日、立科町で第14回佐久地方「食と農のつどい」(実行委員長・依田發夫)を開き、145人が参加しました。
- 新しい事務所で収穫祭/農民連と新婦人は絶妙なコンビ
- 奈良県農民連・北和センターは昨年11月16日、10月に移転したばかりの新しい事務所で第2回収穫祭を開き、130人余りが参加しました。今年は、地域の農家や消費者にも農民連を知ってもらい、いっしょに楽しんでもらおうと計画。近隣の住宅地に案内のビラを入れ、農家に声を掛けて宣伝しました。
- 旬の味
- ミニマムアクセス米からカビ毒のアフラトキシンが検出され、その一部が消費者の口に入った可能性を否定できない。政府は必要もないのにミニマムアクセス米を大量に買い入れ、国民はアフラトキシンの脅威にさらされている
■2009年1月19日(第860号)
- 非正規労働者の命支えた農民連/派遣切り解雇中止を指導せよ
- 「あたたかい食事に体ばかりか、心までホッとしました」「一人で悩んでいました。でも、ここへ来てなんとか生きていけそうです」―「派遣切り」や「期間工切り」などで仕事や住居を奪われた非正規労働者らに食事と住まいを提供しようと、大みそかの12月31日、「年越し派遣村」が開設されました。村長は、NPO法人自立生活サポートセンターもやい事務局長の湯浅誠さん。名誉村長は、反貧困ネットワーク代表で弁護士の宇都宮健児さんです。厚生労働省が目の前にそびえる日比谷公園(東京都千代田区)に、1月5日までに500人余りの労働者が入村しました。またボランティアの数はのべ約1700人で、農民連本部からも参加しました。
- 農民連が全中と懇談/農民連女性部第20回総会
- 白石淳一会長はじめ農民連の役員は12月25日、東京・大手町にあるJAビルを訪れ、全国農業協同組合中央会(JA全中)の富士重夫常務ら役員と、懇談しました。
- 派遣切りやめよ、緊急支援を/食健連が新春宣伝
- 第171通 常国会が開会され、緊迫した情勢の下で迎えた1月5日、「派遣村」実行委員会は日比谷公園から国会までデモ行進を行い、1000人が衣食住の緊急支援、雇用確保とともに「派遣切りをやめさせる緊急立法」制定などを求めて、唱和しながら歩きました。
- 農民連20周年記念への連帯メッセージ
- ビア・カンペシーナのヘンリー・サラギさん(東南・東アジア地域コーディネーター)から、「農民連20周年記念への連帯メッセージ」が届きました。
- 農のこころ
- 楪や子は農継ぐと顔解れ
- 風雪の道歩んだ20年―(中)―
- 佐々木 BSEのたたかいでは、農水省前に牛を連れていきました。牛をトラックから降ろすときに少し暴れましてねえ。
- 詩の入選作品発表
- 農民連の結成20周年を記念して、「写真・詩・俳句・短歌コンクール」を呼びかけ、作品を募集したところ、たくさんの会員・新聞読者の方々から応募いただきました。ありがとうございました。
編集部では、それぞれの部門で専門の方に助言をいただき審査を行いました。選者の講評をまじえて優秀な作品を紹介します。
- 百姓フォーク「ヒューマン・ファーマーズ」結成20年 記念コンサートツアー始まる
- 「日本の食と農を守れ!」をスローガンに、数々のオリジナル曲を歌い継いできた「ヒューマン・ファーマーズ」が昨年11月で結成20周年を迎え、12月23日、記念のコンサートツアーを地元の茨城県結城市でスタートさせました。
- 映画「アンダンテ―稲の旋律」 原作者、製作者らロケ地訪問
- 旭爪(ひのつめ)あかねさんの小説「稲の旋律」を原作にした映画「アンダンテ〜稲の旋律」は、食と農と大地、そして人間再生の物語。今年11月の完成をめざし、春からの撮影を前に、原作者の旭爪あかねさんや製作者の桂壮三郎さんらが昨年11月27日、ロケ予定地の千葉県横芝光町を訪れ、佐藤晴彦町長に協力を要請しました。
- 旬の味
- 昨年末、忘れることのできない最悪の事件が起こった。名古屋市中志段味土地区画整理組合が行っている開発事業で、12月18日午前8時から、都市整備公社と区画整理組合は、勝手に10台以上の重機でわが家の農地に侵入。農地を破壊し、埋め立て工事を強行した
■2009年1月5・12日(第859号)
- ひょう害に負けないぞ/農民連第18回定期大会のご案内
- リンゴの主産地、青森県津軽地方は2008年、春の霜害、夏から秋にかけてのひょう害、晩秋の雪害など、度重なる天災に見舞われました。幼果が落ちたり、育った果実も傷がついて市場で値がつかないなどの被害が出ています。一部地域は壊滅的被害で、1991年の台風19号を上回る打撃といわれます。
津軽農民組合「ほほえみ産直部」(小山恵司部長)は、外見は傷ついても食べればおいしいリンゴをなんとか消費者に届け、組合員の生活を守ろうと奮闘しています。
- 風雪の道歩んだ20年―(上)―
- 今年は、農民連が結成されてから20年。農民連の代表として活躍してきた3氏に、20年間のたたかいを振り返ってもらい、たたかう農民連には希望があることをおおいに語ってもらいました。
- 農のこころ
- 福藁に産み月の牛目をつぶる
- ローストビーフ
- 全国のごちそうがズラリと並んだ全国食健連のグリーンウエーブ中央収穫祭(08年12月)。その中でも早々に「完食」となるほど大人気を博したのが、千葉北部酪農農協労組から出品されたローストビーフです。
- みかん狩り、スポーツも
- 奈良県農民連は昨年11月、「第3回男女青年交流会」を開催し、青年農業者9人と食と農に興味のある女性グループ8人が参加しました。4月に2組のカップルが成立した男女青年交流会。今回は、青年農業者グループからの要求で企画しました。
- 未来の酪農担う青年 新たな挑戦
- 今年(2009年)は丑(うし)年。牛のようにゆっくりと着実に前進しながら、畜産・酪農業のさらなる発展が期待されます。新年を迎えて、未来の酪農を担う2人の元気な若者を紹介します。
- “9条田んぼの歌”できたよ
- 「富士山は日本の宝、憲法九条は世界の宝」をキャッチフレーズに開かれた静岡9条田んぼ収穫祭で、地元のフォーク・グループ「クリープ」が、9条田んぼの歌2曲―「田んぼに9」と「9条の田んぼうた」を演奏しました。
- 写真・俳句・短歌入選作品発表
- 農民連の結成20周年を記念して、「写真・詩・俳句・短歌コンクール」を呼びかけ、作品を募集したところ、たくさんの会員・新聞読者の方々から応募いただきました。ありがとうございました。
編集部では、それぞれの部門で専門の方に助言をいただき審査を行いました。選者の講評をまじえて優秀な作品を紹介します。
- 旬の味
- 「食糧主権の確立」、これほど農民や消費者を励ます言葉はない。農民連が3年前に香港で開かれたWTO閣僚会議に参加して、初めて耳にしたスローガンだ
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