百姓フォーク「ヒューマン・ファーマーズ」結成20年

記念コンサートツアー始まる

“今年、全国各地を回りたい”

　「日本の食と農を守れ！」をスローガンに、数々のオリジナル曲を歌い継いできた「ヒューマン・ファーマーズ」が昨年11月で結成20周年を迎え、12月23日、記念のコンサートツアーを地元の茨城県結城市でスタートさせました。

　今回のコンサートは、親子合唱団や障害者のコーラスグループもジョイント。会場の結城市民文化センターには約80人が集まり、ホームコンサートのような和やかな雰囲気で、音楽を通 じた交流を楽しみました。ファーマーズは、「菜の花が咲いたよ」など11曲を披露。歌を通 じて結成以来の20年をたどりました。

　ファーマーズのリーダー、北嶋誠さんは、農民連に加盟する茨城県西農民センターの会長でもあります。

　「農民運動の全国センターを求める運動の中で、ファーマーズも生まれました。文化的にも豊かな、新しい農民運動をつくりたいと思ってやってきました」と振り返ります。

　3人でスタートしたグループは、運動との結びつきの中でメンバーが増え、現在は9人。これまでに2枚のＣＤもリリースしています。グリーンウエーブの時期などは、各地の食健連などから催し物への出演依頼が相次ぎ、毎週のように演奏に出かけていました。

　北嶋さんは「これから1年間、『20周年記念ツアー』で全国を回りたい。呼んでいただければどこにでも出かけますので、気軽に声をかけてください」と元気いっぱいです。

　ヒューマン・ファーマーズ　http://www.100show49.com/

　年初めは土浦市で

　前半は百姓フォーク中心、後半は平和や食の問題のメッセージを込めた選曲で、最後は「ピース・ナイン」を会場のみんなでにぎやかに歌って踊りました。用意していたオリジナルＣＤがほとんど売り切れるなど、好評でした。