旬の味
昨年末、忘れることのできない最悪の事件が起こった。名古屋市中志段味土地区画整理組合が行っている開発事業で、12月18日午前8時から、都市整備公社と区画整理組合は、勝手に10台以上の重機でわが家の農地に侵入。農地を破壊し、埋め立て工事を強行した▼事前の通知は何もなく、ある意味で強制代執行よりもひどいと言える。破壊された農地は点在しているが約4反。その農地には、すでに麦を作付けしていた。区画整理組合に対して、工事承諾書や同意書には合意のサインをしていない。農地の所有者に何も告げず、闇討ち的に作付けしてある農地を破壊するとは、とんでもない暴挙だ▼指導する立場の住宅都市局は何も知らされておらず、駆けつけてきた市の職員も「工事停止」と「原状回復」を叫んだ。昼ごろになってようやく工事は停止したが、原状回復を「拒否」▼裁判所に仮換地の執行停止を求める仮処分を申請し、強行工事は違法行為として補償を求めている。しかし、とても悔しくて悲しい。 (る)
(新聞「農民」2009.1.19付)
|
[2009年1月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2009, 農民運動全国連合会