農のこころ丸山美沙夫
福藁に産み月の牛目をつぶる 菅原 モト 俳誌『斧』から。新年に庭や門口などに清い藁を敷き不浄を除いたり賀客を迎える習俗として行われてきた。これを「福藁」という。牛飼いにとっても、大事な「産み月の牛」にこの敷き藁をしてやったのでしょう。心地よくそべっている牛の「目をつぶる」が、その恰好をよく捉えている。温かく見守る正月の牛舎。
(新聞「農民」2009.1.5・12付)
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[2009年1月]
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