「農民」記事データベース20090119-860-05

農のこころ

丸山美沙夫


 楪や子は農継ぐと顔解れ

         小澤 初美

 俳誌『白炎』から。ユズリハ科の常緑高木で、新しい葉が生え育ってから、古い葉が落ちる。代をゆずる形になるため、庭木などにも植えられ、正月飾りにも使われる。新年の「季語」にも。嬉しいことに息子さんが農業を継ぐ決意をした場面がしっかり詠まれている。「顔解れ」は固めた想いを家族に打ち明けた一瞬だろう。その力強さ、感動が伝わる。

(新聞「農民」2009.1.19付)
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2009年1月

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