2020年4月
■2020年4月27日(第1406号)
- 農家経営に大打撃
- 和牛の価格が大暴落 需要冷え込み深刻化で/イチゴ狩り来客数4割減 「自粛」も休業補償が必要
- 新基本計画を斬る(中)
- 新「食料・農業・農村基本計画」は、TPP(環太平洋連携協定)11、日欧EPA(経済連携協定)、日米貿易協定が動き出してから初めての基本計画です。これは、5年前の旧基本計画との一番大きな違いです。日本農業を壊滅に追い込みかねない戦後最悪の総自由化体制にどう臨むのか――これが新基本計画に問われていた課題でした。
- 農のこころ
- 被災地の傷痕深し林檎の芽
- 農家が得する税金コーナー(78)
- 毎年4月から6月くらいになると土地や建物などの固定資産を持っている人に対して、市町村から固定資産税の納税通知書(課税明細書)が届きます(図)。「高いな」と思いながら、毎年、通知書に記載された税額を納付している人が大半です。
- 給食停止で苦境支える産直ネットワーク
- 新型コロナウイルスの感染拡大が農業にも大きな影響を及ぼす中で、学校給食の休止で窮地に追い込まれた農家を応援しようという動きが消費者に広がり、産地を大きく励ましています。
- 河内晩柑 収穫真っ最中!/イラスト
- 愛媛県西予市でミカンなどかんきつ類の生産をしている段畑みかん株式会社の渡邊真一さん(29)は、宇和海に面した石垣の段々畑で、河内晩柑(かわちばんかん)の収穫の真っ最中です。
- 旬の味
- 私の地域では民間療法などは現代医療の前に聞く機会さえなくなった。かつて沖縄の平均寿命が全国一だった頃、ある人が沖縄に自生する植物はほとんど薬草になると言っていた。しかしそれらの植物を私達はほとんど利用していないし利用方法も知らなかった
■2020年4月20日(第1405号)
- 新基本計画を斬る(上)(1/2)/(2/2)
- 新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、新たな「食料・農業・農村基本計画」が3月31日に閣議決定されました。1999年の食料・農業・農村基本法制定以来、5年ごとに改定されてきた基本計画。
- 農民連が対策本部設置/お知らせ
- 新型コロナウイルスの影響が深刻化するなか、農民連は4月6日、「農民連新型コロナウイルス対策本部」(以下、コロナ対策本部)を、(1)進行する経済危機化での被害実態を把握し、政府に要請すること、(2)感染拡大防止と不測の事態から営農と組織活動を守ることを目的に設立しました。
- 農のこころ
- 畦焼きて農魂に点火する
- 種苗法改定案の審議中止を
- 種苗法改定反対署名が農民連本部に続々と寄せられています。農民連本部は4月8日、その一部を日本共産党の田村貴昭衆院議員、紙智子参院議員に提出しました。
- コロナで極めて深刻、営農守って
- 4月7日に「緊急事態宣言」が発令され、106兆円と言われる緊急経済対策が打ち出された翌8日に、全労連の呼びかけで、農民連、農民連ふるさとネットワーク、全国食健連、全国商工団体連合会(全商連)、中小企業家同友会全国協議会(中同協)などが、総理大臣あてに緊急経済対策を求める要請を国会議員会館内で行いました。
- 農家が得する税金コーナー(77)
- 農民連北陸ブロックは、「税金で仲間を増やせる組織に」の本部からの提起を受けて、11月に新潟県長岡市で行われたブロック交流会で税金学習会を行い、1月11日に富山県氷見市の民宿で第1回税金対策部員養成講座に取り組みました。
- ブルーベリー作付け始める/イラスト
- 福島県農民連青年部長の三浦草平さん(33)は今年の3月からブルーベリー苗の植え付けを始めました。南相馬市小高区の、津波で流された自宅からほど近い畑に約20アール、500本ほど植えています。
- コロナ、異常気象、温暖化の下
- 新型コロナウイルスが世界中を席巻し、住民の不安を大きくしています。4月7日に緊急事態宣言が発令され、千葉県は外出自粛が昼間も含め1カ月間呼びかけられたのです。
- 旬の味
- 新型コロナによる休校はわが家の生活を大きく変えた。孫が朝から通って来る生活となり、子どもたちの昼食を作り続けることになった。給食のありがたさをつくづくと感じる
■2020年4月13日(第1404号)
- 企業の利益優先、営農圧迫 とんでもない種苗法「改定」
- 種苗法改定案の国会審議が強行されようとしています。農業の現場から改定案に反対の声があがっています。(日本の種子を守る会会長の八木岡努さん、同幹事長の山本伸司さんは、2月20日に開かれた緊急院内集会での報告要旨から)
- 営農継続へ直接支援強化を
- 農民連と農民連ふるさとネットワークは3月31日、新型コロナウイルス被害の対応について2回目の農水省交渉を行いました、農水省からは鈴木良典審議官らが対応しました。
- 改憲発議反対!署名行動
- 「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」と「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」の共催で4月2日から12日まで、「改憲発議に反対する全国緊急署名活動全国一斉行動」が呼びかけられています。
- 被災者支援と復旧復興 災害に強いまちづくりを
- 災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会(全国災対連)は3月25日、第21回総会を開催し、30人が参加しました。
- 暖冬、コロナ感染拡大… 花の市場価格が暴落
- これまでに例のない暖冬でチューリップをはじめ春に咲く花の開花が早まり、市場価格が暴落しました。
- 農家の暮らし守ろう
- 岩手県の西根農民組合は3月14日、2020年度の総会を八幡平市の大更コミュニティセンターで開き、50人が参加しました。
- 農のこころ
- 厨まで野焼きの匂い持ち帰る
- 台風被害、食の安全訴える
- 第62回千葉県母親大会実行員会主催の対県懇談会が3月18日にあり、千葉県農民連女性部「あらぐさ」からも2人が参加しました。
- 農家が得する税金コーナー(76)
- 新型コロナウイルスの影響で、販売先の飲食店が休止する、給食の納入が止まる、需要の減少で販売できないなど、国内農業にも大きな被害が出ています。この影響で国税の納付が困難な人に向けた猶予制度が国税庁から発表されています。
- う! うまい!! 公代の手づくりコンニャク
- 岩手県農民連女性部は今年2月の総会で、「毎年、何らかの加工食品を作ってみよう」という計画を立て、今年はコンニャク作りをしようと決めました。じつは昨年も少人数でコンニャク作りをしたことがあったので、女性部員のなかにも何人かコンニャク芋を育てている人もいます。
- みつばち花壇プロジェクトを広げよう
- 農民連女性部が「みつばち花壇プロジェクト」に取り組んで3年目の春がきました。各地で、昨年の秋にまいた花が咲き始めています。
- 食健連運動に確信
- 埼玉食健連総会がこのほど、さいたま市旧平和台会館で、参加団体・個人会員の皆さんが出席して開かれました。
- 旬の味
- 彼岸明けの日曜日に突然の雪で満開の桜も寂しげ。墓参りに来た孫たちは墓石を磨き線香をあげ、これまでの成長を感謝し、手を合わせる。ランドセルを背にピカピカの1年生となる双子が住む品川。この上空を急降下しなければ着陸できない羽田新ルートが3月29日に本格運用を開始した。危険と新たな騒音はいらない
■2020年4月6日(第1403号)
- 暴落の恐れ強まる
- 全国各地で田植えの準備が始まり、早いところでは田植えも始まっています。この秋の米価はどうなるのか、だれもが気にしながらの作付けです。この間、米価は低い水準ながらも安定して推移してきました。しかし、昨年秋の消費税増税による景気の低迷などから米の需要は予想以上に停滞する一方、今年の主食用米の作付けが昨年並みに見込まれていることから米価への影響が懸念されていました。加えて、新型コロナウイルスの影響で、米の需給と価格への影響がさらに深刻なものになろうとしています。
- 消費税5%減税で景気回復を/緊急な対応 十分な予算・人員を
- 消費税廃止各界連絡会は3月24日、東京・新宿駅前で「消費税率引き下げでコロナ危機打開・国民生活支援」を訴え宣伝。消費税減税を求める署名に取り組みました。6団体23人が参加し、15人分の署名が集まりました。
- 学校給食キャンセル 国が支払いへ動く
- 新型コロナウイルスの感染拡大による小中高校のいっせい休校で、学校給食の食材キャンセルが相次いでいる問題で、農民連、農民連ふるさとネットワーク、全国食健連は3月6日に江藤拓農水大臣に直接、緊急要請を行うなど、生産者への補償などを求めて運動を強めてきました。こうした運動を反映して、政府が3月10日に発表した第2弾の新型コロナ緊急対策では、「学校給食休止への対応」が盛り込まれ、キャンセルされた食材の違約金などの支払いが行われることになりました。
- 農のこころ
- 明日への齢はてさて苗木市
- 食・農・地域守る家族農業
- いわて食農ネットは3月3日、盛岡市内で学習講演会と総会を開催し、会員や市民など 約60人が参加しました。
- 税金・産直など運動つよめ会員拡大をやり抜こう
- 埼玉農民連は2月8日、熊谷市内で第46回県連大会を行い、約30人の代議員が参加しました。日本共産党の守屋裕子県議、新日本婦人の会の細田久美子事務局長が来賓あいさつしました。
- 農家が得する税金コーナー(75)
- 確定申告が法定期限内(今年は4月16日まで)に間に合わなかったり忘れたりした場合、なるべく早く申告しましょう。この場合、「期限後申告」として扱われます。納めるべき国税があるのに申告せず、期限内に納税しないと、延滞税だけでなくペナルティーとして無申告加算税がかかる場合があります。
- 『種苗法リーフレット』活用を
- 国会に上程され、審議が始まる種苗法改定案について解説した『種苗法リーフレット』が発行されました。
- コンニャク作りの技術を次の世代に継承したい
- 石川県農民連は産直で長い間、年に1〜2回ほど、手作りコンニャクを供給してきました。作ってくださっていたのは、会員の竹本弘子さんです。以前はコンニャク芋も竹本さんが栽培していましたが、高齢のため、数年前からは農民連会員の中邦雄さんが栽培を引き継いでくれることになり、現在に至っています。
- とめよう!種苗法「改定」法案
- 種苗法の「改定」法案に反対する農民連のインターネット(ウェブ)署名が始まりました。
- 旬の味
- 北海道東部にもやっと春の兆し、黄一点の福寿草が咲き始めた。常緑樹の少ない寒冷地は雪が解けても褐色の世界、緑の大地になるのは1カ月以上先になる
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