農のこころ丸山美沙夫
畦焼きて農魂に点火する 本田 幸達 俳誌『みすゞ』から。畦焼き、野焼き、野火は春の季語。枯草を焼き害虫を駆除し、畦畔をきれいにして作物栽培の環境をよくするためにも続けられている。冬季間眠らせていた地の枯草に火を放つと、火は生き物のように地面を這い、炎と煙が立ち上がる。火の行く手を見守る緊張感の作業。農の心も覚まされる思いだ。
(新聞「農民」2020.4.20付)
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[2020年4月]
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