「農民」記事データベース20200406-1403-11

旬の味


 北海道東部にもやっと春の兆し、黄一点の福寿草が咲き始めた。常緑樹の少ない寒冷地は雪が解けても褐色の世界、緑の大地になるのは1カ月以上先になる▼道内は2月頃から新型コロナの感染が広がり、緊急事態として行動自粛で飲食観光産業、2月末からはすべての小中学校の休校による給食の停止等で食材提供の農家を含めて影響が広がっている▼酪農の「規制改革」として華々しく登場した「MMJ」。これまで農協を中心とした「指定生産者団体」のみが加工原料乳補給等の補助金を受け取ることができた。「MMJ」は「規制改革会議」の強い後押しで「第2指定生産者団体」として誕生した▼その「MMJ」が今月に入り道内の一部農家の牛乳の引き取りを停止していることが報道され、農家の間でも関心がもたれている。問題の核心は見えないが危うさも浮き彫りに▼経営から退いて2年過ぎ畑仕事をと思っているが、この時期は様々な用事に忙殺される。周りからは苦情が相次ぐ。今年こそは何とかしたい。

(イ)

(新聞「農民」2020.4.6付)
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2020年4月

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