「農民」記事データベース20200420-1405-07

農家が得する
税金コーナー
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税対部員養成講座を力に
仲間づくりに踏み出す
富山

 農民連北陸ブロックは、「税金で仲間を増やせる組織に」の本部からの提起を受けて、11月に新潟県長岡市で行われたブロック交流会で税金学習会を行い、1月11日に富山県氷見市の民宿で第1回税金対策部員養成講座に取り組みました。

 各県持ち回りで基礎講座を終了

 養成講座では吉川利明本部事務局長を講師に、「農民連の自主申告運動とは」「養成講座テキスト第1課」を学習し、夜の懇親会では氷見ブリを堪能した勢いで、引き続き福井、石川でも養成講座を行うことを決めました。

 2月2日に福井県越前市で第2課、3課を、2月22日に石川県白山市で第4課、5課を行い、基礎講座を修了。対策部員の自信ともなりました。こうした取り組みが力になって、富山県連では税金他で6人の仲間が増えました。

 農民連の意義を訴え入会

 Aさん夫妻は1月に開催した税金対策部員養成講座に参加しました。両人は農民連結成時からの会員でしたが、諸事情でこの間会員をやめられていました。農民連や食健連のシンポジウムや交流会などにはよく参加され、自身で作った無農薬のこだわり農産品を販売するなどの関係を続けてきました。今回は、養成講座終了後に「農民連に力を貸してほしい」と率直に訴えたところ再入会となりました。

 長年の読者も快く入会

 Bさんは生産者ではありませんが農家の出身で、新聞「農民」の長年の読者です。農業や食糧問題には深い関心持っており、シンポジウムなどにはいつも参加していました。今回、富山県連大会での笹渡義夫会長の記念講演会に参加され、会場で入会を勧めたところ、本人は「おれは農民連に入っていると思っていた」といって快く入会されました。

 自主申告で暮らしを守ろうと呼びかけ

 Cさんは、税金勉強会にお誘いし、記帳相談のなかで農民連の税金自主申告の立場を説明し、一緒に節税し、暮らしを守ろうと訴えて入会に至りました。

 入会の条件満ち満ちている

 そのほかにも様々な機会に入会を訴え、この間6人の仲間を迎え入れることができました。まだまだ十分ではありませんが、率直に訴えれば応えてもらえることは共通しています。

 集落営農が経営に困難を抱えている問題や、担い手不足の問題など、地域に悩みは山積しています。入会の条件は満ち満ちています。

 こうした悩みに耳を傾け、ともに解決するために活動する農民連の姿を語り、入会を心から訴えれば応えてくれる方は必ずいます。仲間を増やし、組織を作ることを正面にした活動が今ほど求められているときはないと強く感じます。

(富山県農民連 水越久男)

(新聞「農民」2020.4.20付)
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2020年4月

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