「農民」記事データベース20200427-1406-06

河内晩柑
収穫真っ最中!

愛媛 西予市 渡邊真一さん(段畑みかん)

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 愛媛県西予市でミカンなどかんきつ類の生産をしている段畑みかん株式会社の渡邊真一さん(29)は、宇和海に面した石垣の段々畑で、河内晩柑(かわちばんかん)の収穫の真っ最中です。

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河内晩柑の収穫をする渡邊さん

 「平年より暖かく日照時間も多かったせいか、去年の温州ミカンから1カ月ほど早い収穫が続いています。傷みも早く、収穫後の保管も大変です」と渡邊さん。

 「東京向けの出荷が大分減りました。産直センターを通じた学校給食分と合わせて300万円ほど売り上げが減っています。地域のイベントも軒並み中止です」と新型コロナの影響を語ります。

 それでも「作物は待ってくれませんし、踏ん張るしかありません」と前向きに収穫にいそしむ毎日です。

 「似た果実のグレープフルーツは一部の高血圧の薬と副作用を起こしますが、河内晩柑の果肉にはその成分はほとんど含まれていません。また、傷をつけないように冷蔵保管すれば、夏でもおいしく味わえます。暑い時に食べるみずみずしい河内晩柑は格別です。果汁は焼酎割りにもいいですよ」と話す渡邊さん。出荷は5月中旬ごろまでを予定しています。

 お問い合わせは段畑みかん 電話 090(8974)8039 Fax 0894(65)0544、または愛媛産直協同センター 電話 089(968)1105 Fax 089(968)1126まで。


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愛媛・津島市 桜井久美子

(新聞「農民」2020.4.27付)
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2020年4月

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