2010年1月
■2010年1月25日(第909号)
- 生しいたけ こだわりの原木栽培/農民連女性部第21回総会 農民連青年部第18回総会
- 静岡県伊豆市周辺では2008年1月、10人のしいたけ栽培農家が農民連・伊豆農民組合に加入。以前からの組合員2人とともに、農民連ふるさとネットワーク東海を通じて、輸入ものに負けない自慢の原木栽培しいたけを出荷しています。
- 政府みずから買いたたき/インド・ベトナムの不作、フィリピンの大量輸入でトン当たり640ドルに上昇
- 農民連はじめ関係者が、昨年春以来、強く求めてきた備蓄米の買い入れ。政府・農水省はようやく16万トンの買い入れを表明し、12月18日、入札を実施しました。しかし、結果は全量不落札となりました。16万トンの買い入れ枠に対して42業者から8万トンを超える応札がありましたが、すべて予定価格を上回ったため不落札となったものです。2回目の入札は1月15日に実施されます。
- 石川農民連が税金相談会/大分県農民連の請願 県議会が全会一致採択
- 石川農民連は1月11、12の両日、福島県連の根本敬事務局長を講師に招いて、羽昨市、能美市、小松市、白山市、野々市町の5カ所で税金相談会を開き、会員以外の農家も含め33人が参加しました。こうした取り組みは、県連としてはじめて。
- 農業、くらし、地域づくりと基地・軍事費の関係は…
- 2009年日本平和大会が12月11日から13日まで、神奈川県内で開かれました。
- 農のこころ
- 冬菜売る無口の媼(おうな)目のやさし
- 国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に参加して(中)
- COP15の開催と並行して、コペンハーゲン市内には多くのNGOや市民が集い、連日、集会やパフォーマンスが繰り広げられました。その中心となったのがクリマフォーラムという巨大会議場です。クリマフォーラムには、会議場や広いロビー、各団体の展示ブースなどがあり、2週間の期間中、環境問題、途上国の貧困や債務問題、農業、遺伝子組み換え、先住民、ジェンダー、原発反対、森林保護など非常に多彩な分野のNGOが、200を超える集会を開催していました。
- 農業青年の交流会
- 茨城ふるさと産直ネットワーク(茨城農民連加盟)は12月17日、石岡市にあるJAやさとの新規就農研修施設「ゆめファームやさと」で、県内の農業青年を集めた5回目の交流会を開き、各産直センターや農業団体などから31人が参加しました。
- “農の歩み・農の大切さ”学ぶ
- 千葉県農民連女性部「あらぐさ」は昨年12月3日、酒々井市で第21回定期総会を開き、37人が参加しました。
- 旬の味
- 年明け早々の大雪で、日本海側はたいへんだ。しかし「雪は豊作を呼ぶ」と各地で盛んに伝統行事が行われる。そのキーワードは、火と裸
■2010年1月18日(第908号)
- 鬼が吼(ほ)えた/食と健康、農業を守る年に
- 年の瀬もせまった12月24日、買い物客などでにぎわう東京・有楽町のマリオン前で、“鬼が吼(ほ)えた!”。
- 食料自給率の向上は、輸入を規制し生産費を償う価格保障と所得補償でこそ
- 農民連は12月26日、農水省が来年度から実施する「戸別所得補償モデル対策」について、白石淳一会長の談話を発表しました。
- 農民連・白石会長ら役員 JA全中訪れ意見交換/農水省が決定した「戸別所得補償制度モデル対策」(骨子)
- 農民連の白石会長ら役員は12月25日、東京・大手町にあるJA全中を訪れ、農政部長の今野正弘氏、農業対策部長の馬場俊彦氏と意見交換し、意気投合した懇談となりました。
- 農のこころ
- 餅花やかざす幼き目が眩し
- 国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に参加して(上)
- デンマークの首都コペンハーゲンで12月7日から開かれた「国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)」は最終日の19日、大混乱のなか、法的拘束力を持たない「コペンハーゲン合意」に「留意する」とした文書を採択して、終了しました。結果は、事実上の「交渉の先送り」。しかし混迷を極める交渉会場を一歩出ると、コペンハーゲンの街中に、地球温暖化防止を求める世界のうねりが、大きく、力強く、押し寄せていました。農民連から武田伸也国際部員と新聞「農民」編集部の満川暁代が多彩なNGO活動に参加しました。
- 大評判 葉付きこかぶ/大豆畑トラスト10周年を祝う
- 青森県の中央、陸奥湾に面したJA野辺地町は、「ヤマセ」を逆手にとってフレッシュ野菜を生産。「葉付きこかぶ」は皮が薄く、真っ白でジューシー、柔らかな甘味が大評判です。
- 旬の味
- 国民と農民の「政治を変えたい」との思いを受けて誕生した民主党政権だが、期待が失望に変わりつつある。年明け早々、激動の1年を予感させるできごとが相次いでいる。鳩山首相の盟友の藤井財務大臣が辞任した。健康上の理由のようだが、小沢幹事長の影もちらつく。政治とカネをめぐる報道もあとを絶たない
■2010年1月11日(第907号)
- インタビュー/映画「アンダンテ〜稲の旋律」出演 女優 新妻聖子さん
- 旭爪(ひのつめ)あかねさんの小説を映画にした「アンダンテ〜稲の旋律」(監督:金田敬)が、いよいよ全国上映されます。映画のテーマは「食と農と大地、そして人間再生の物語」。引きこもりの生活に苦しむ主人公の千華が、農業に取り組む晋平との交流を通じて、再生の道を探っていきます。千華役を演じた女優の新妻聖子さんに聞きました。
- 弁護士・反貧困ネットワーク代表 宇都宮健児さんに聞く
- 「反貧困」のたたかいで知られる宇都宮健児弁護士は、開拓農家の出身。生き方の原点には、お父さんの働く姿があるといいます。
- 「豆腐になった!」はじける笑顔
- 「豆腐づくりを生徒たちに教えてほしい」―地元の茨城県守谷市立黒内小学校の先生から頼まれ、県南農民組合の女性部「野ばらの会」の岡野千恵子さんと私がドキドキしながら3年生に教えました。
- 農のこころ
- 田畑守(も)るほかは知らずに鍬はじめ
- 食糧主権の確立は世界の流れ
- WTO(世界貿易機関)閣僚会議が昨年11月30日から12月2日まで、スイス・ジュネーブで開かれました。農民連の白石淳一会長、全国食健連(国民の食と健康を守る運動全国連絡会)の坂口正明事務局長のほか、北海道農民連から野呂光夫書記長、畑作農家の和田徹さん(26)=小清水町=、酪農家の岩崎友規さん(26)=別海町=も参加し、国際的農民組織ビア・カンペシーナの行動に合流しました。
- 地域で交流深める わこうど結(ゆい)ネット 仲間集まり未来ひらく
- 大坂俊広さん(27)は、藤枝市の非農家の出身。エコツアーのガイドなどをしているうちに農業を志すようになり、栃木県の農業塾で2年間修行。昨年1月、故郷で新規就農しました。
- 初めての「ふるさとネット便」
- 農民連ふるさとネットワークでは、結成以来「ダイナミックに組織内の農産物をやり取りできないか」と検討を重ねてきましたが、初の取り組みとなる「ふるさとネット便」が北から南へ、そして南から北へと走りました。
- 氷頭(ひず)なます/新年おめでとうございます
- 新潟など寒い地方に伝わる郷土料理で、正月料理の祝い膳にも用いられています。鮭(さけ)の軟骨を薄切りにして、甘酢を割り込んだ大根おろしとユズであえ、はらこを加えた料理です。透き通った軟骨の美しさとコリコリした食感が楽しめ、酒のさかなにピッタリです。
- 旬の味
- 先日宴席に出てある踊りを披露した。それは、わが母校に伝わる名物の通称「大根踊り」
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