鬼が吼(ほ)えた農産物軒並み大暴落
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クリスマス・イブの日、買い物客などでにぎわう東京・有楽町に鬼があらわれました。「チラシのうけとりもよかった」と宣伝効果はバツグン |
民主党は、副幹事長の一川(いちかわ)保夫参院議員が応対。「異常な農産物価格を是正せよ。価格安定のためには価格保障が必要だ」との白石会長らの指摘に、一川議員は「価格支持は消費者に転嫁することになるので難しい。必要な生産費を償うために戸別所得補償を導入した」との一点張り。備蓄米買い入れの要請にも「米価の安定は、農家の所得の安定で対応」と答えるにとどまりました。
自民党は、農林部会長の宮腰光寛衆院議員が対応。笹渡事務局長らの熱心な要請に対して、宮腰議員は「みなさんの要請はよくわかった。民主党の戸別所得補償は算出根拠がはっきりしないし、全国一律の交付など現場を知らない政策だ。国会で堂々と論戦したい」と、民主党を批判しました。
日本共産党への要請では、有坂哲夫農漁民局長が「価格政策をとらない民主党の政策は、いまの暴落に歯止めをかけることはできない。国民の力と運動で希望を持ってやっていける農政実現に向けて、みなさんとがんばりたい」と述べました。
まとめの集会で、「茶屋町の鬼」を身にまとった岡山県連の坪井貞夫会長は「銀座で鬼になって宣伝するとお願いしたら、“おおいにがんばれ”と鬼を貸してくれた。地域で消費者といっしょに運動を広げたいし、農家の怒りの声をしっかり届けられるよう農民連を大きくしたい」と発言。農民連の笹渡義夫事務局長は「きょうの行動は大きな成果をあげた。私たちの運動には、多くの国民から共感が寄せられている。これを力にして新年からおおいにがんばろう」と訴えました。
新年から出足早く、「今年こそ、食料自給率向上の年にしよう」と呼びかける農民連・食健連(1月8日、東京・新宿駅西口) |
[2010年1月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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