「農民」記事データベース20100111-907-04

農のこころ

丸山美沙夫


 田畑守(も)るほかは知らずに鍬はじめ

                佐藤 泰之

 『ザ・俳句歳時記』から。新年になって初めて田や畑に出て仕事をすることを「鍬始」と言う。古くから農の儀式として、白米・餅・神酒を供えて豊作を祈願した。この作には農ひとすじに励んできた農びと像を浮きたたせているようだ。きびしい今日の農業だが、それに立ち向っている思いが力づよく伝わってくる。

(新聞「農民」2010.1.11付)
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2010年1月

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