2019年10月
■2019年10月28日(第1382号)
- 台風19号 農畜産業に最悪の被害/台風19号被害支援募金
- 10月12日から13日にかけて上陸した台風19号は、記録的な大雨により宮城県や福島県、長野県など7県64河川で111カ所の堤防が決壊し70人以上が亡くなるなど、甚大な被害をもたらしました。
- 日米貿易協定国会批准許すな
- 国民大運動実行委員会など3団体は10月16日、衆院第2議員会館前で定例の国会行動に取り組み、約150人が参加しました。
- 農のこころ
- 決壊の濁流が呑む熟れ林檎
- 豚コレラ 10県でワクチン接種へ
- 農水省は10月15日、豚コレラの新たな防疫指針を施行しました。新指針には、飼養豚への予防的なワクチン接種(※感染していない豚にワクチンを接種して免疫を付け、殺処分にしない)を認めることや、全国の養豚場に防護柵の設置を義務付け、野生イノシシとの接触を防ぐようにする、などの内容が盛り込まれています。
- 種子生産に対する県の責任を放棄
- 主要農作物種子法(種子法)が2018年4月に廃止されたもとで、いま全国の都道府県で、種子法に代わる条例の制定が広がり、10月15日現在で11道県が制定しています。一方、栃木県で10月9日に制定された「栃木県奨励品種の優良な種苗の安定供給に関する条例」には問題点が含まれています。栃木農民連の國母克行会長にリポートしてもらいました。
- 種子条例請願 全会一致で採択
- 熊本県食糧と健康を守る連絡会(熊本食健連)は、9月の熊本県議会に「主要農作物種子法廃止に伴う種子条例の制定を求める請願」を提出し、他にも3団体から同趣旨の請願がありました。
- 農力格付けチェック&学習会 in 宮崎
- 新日本婦人の会宮崎県本部と宮崎県農民連のタイアップ企画で「農力格付けチェック&学習会 in 宮崎」を10月13日に新富町で行い、41人の参加がありました。
- 甘くておいしいさつま芋堀ったよ
- 新日本婦人の会石川県本部の白山支部の皆さんが10月5日、石川農民連の宮岸美則会長の畑で育てた加賀野菜の金時芋(サツマイモ)の収穫を行いました。5月に定植し、今年の猛暑にも負けず、土の中で大きく育っていました。
- 旬の味
- 10月になり実りの秋となるはずだった日本列島に、史上最大クラスの台風が襲い、その雨は私の隣町の宮城県丸森町と角田町を水の力で飲み込んでしまいました
■2019年10月21日(第1381号)
- 日米貿易協定署名を強行
- トランプ大統領の圧力に屈して日本が一方的に譲歩するだけの日米貿易協定。日米両政府は10月7日(日本時間8日)、ホワイトハウスで署名式を行いました。
- “日本の豚コレラは絶好のチャンス”
- 首脳会談という公の場にカウボーイハットをかぶったアメリカの農業団体代表を同席させ、「みんなうれしいだろう。巨額のカネが入ってくる」「米国の農家にとって巨大な勝利だ」と勝ち誇ったトランプ大統領。「来年の大統領選に向けたセレモニー」(北海道新聞)の様子を、ホワイトハウスが全文公開して大宣伝しています。
- ハウス再建 最大9割助成/災害対策全国交流集会2019 in 神戸
- 農林水産省は10月1日、台風15号などの暴風被害を含む、今年8、9月の大雨による農林水産業被害への支援策を発表しました。
- 農のこころ
- 決断を急かされていて菜を間引く
- ヤマ場迎える「なりわい訴訟」
- 福島原発事故について国と東京電力の責任を明らかにし、原状回復とすべての被害者の救済を求めて、仙台高等裁判所で控訴審がたたかわれている「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(以下、なりわい訴訟)が、ヤマ場を迎えています。
- 農家が得する税金コーナー(62)
- 宮崎県農民連・都北農民組合は、10月から消費税の課税事業者を対象にした学習会を組合事務所で昼の部・夜の部に分けて5回行ってきました。
- 本の紹介/都市農業に良い風が吹き始めた
- 絶賛好評中の大阪農業振興協会ブックレット『「農」を大切にし、守り、活かす』NO1に続き、NO2が発刊されました。
- 学び、考え、提言 高校生未来サミットに30人
- 福島農民連産直農協は9月22、23の両日、第2回となる「高校生未来サミット」を開催し、大阪府の高校生10人と福島県の高校生10人、講師やスタッフ10人が参加しました。
- グリーンチャレンジ in 新宿御苑
- GTF GREEN CHALLENGE DAY(グリーン・チャレンジ・デイ)in 新宿御苑2019が10月5、6日の両日、東京都新宿区の新宿御苑で開催されました。
- 稲刈り交流会
- 9月28〜30日に横浜市内にある苗場保育園・緑園なえば保育園の園児たちが、10月5〜6日に同市内にある小雀みどり保育園・戸塚みどり保育園の園児たちが、稲刈りため、山形県鶴岡市を訪れました。保育園児や小学生、中学生の卒園児、保護者や保育士・栄養士の皆さん、庄内産直センターの生産者を合わせて、総勢100人を超える人たちが稲刈りを通して交流をしました。
- 旬の味
- 10月、収穫のとき。ごちそうが食卓を飾る。新米のおこわ、お赤飯、栗、さつまいも、いちじく、そして果物は梨、ぶどう、りんごなどなど。大根、里いも、ごぼうなどの根ものがとれると、温かいおでんや鍋物になり、体の中がほっこりとなる
■2019年10月14日(第1380号)
- 農民連結成30年・家族農業の10年スタートの年にふさわしく会員・読者拡大で大きな飛躍を/日米貿易交渉合意に緊急抗議行動
- 農民連は10月3日、都内で全国代表者会議を開き、35都道府県1団体から71人が参加しました。
- 臨時国会開会/増税初日に反対の声
- 総がかり行動実行委員会は第200臨時国会開会日の10月4日、国会議員会館前で開会日行動に取り組み、日米貿易協定批准阻止などを求めて450人が集結しました。
- 農のこころ
- 新米を頬張って放つ秋田弁
- 日米貿易協定
- 安倍首相は10月4日の所信表明演説で、日米貿易交渉の結果を「日米双方にウィン・ウィンだ」と声を張り上げました。しかし「ウィン」(勝利)はアメリカだけで、日本は完敗だったことは、日本が農産物でTPP(環太平洋連携協定)完全実施、アメリカは自動車でTPP完全拒否という結果から明らかです。だからこそ、トランプ大統領は「アメリカ農業にとって巨大な勝利だ」と叫んだのです。
- 税金申告で仲間づくり
- 岡山県農民連は8月23日、「税金対策部員養成講座」を岡山市内で開き、射矢俊則税対部長を中心に、税金テキストの1回目問題A・Bを学習しました。
- 農家が得する税金コーナー(61)
- 2020年3月申告用の『税金対策の手引き』『農業収入・支出記帳簿』ができました。
- =「たねと私の旅」上映会= GM食品表示の在り方問う
- 農民連食品分析センターは農民連女性部と青年部の協力のもと映画「たねと私の旅」の上映会を9月27日に開催。午後と夜の2部合わせて満員となる100人以上が訪れました。
- エコひいき農業で野菜をつくろう! 第6回
- ホウレンソウのおもな病害虫は、ベト病、立枯れ病、ヨトウムシ、ネキリムシ、ハダニです。
- おいしい枝豆毛豆
3キロのサツマイモ/イラスト1点
- 昨日の朝市、青森での会議、帰宅して干していた大豆をシートに下ろし、足で踏み豆をとります。夜も遅くまで何かとやっていたけれど忘れていました!
- 旬の味
- 先日、「食物が緊急事態」という演目で坂の上零さんの講演会があり参加した。福島原発補償問題、種子法や水道法、残留農薬やグリホサート除草剤、TPP、日米貿易協定、国際金融問題など話は多岐にわたった
■2019年10月7日(第1379号)
- 貿易交渉、日本が一方的譲歩
- 安倍首相とトランプ大統領は9月25日に首脳会談を行い、農産物や工業品などについての日米貿易協定に最終合意し、共同声明に署名しました。日本は農産物でTPP(環太平洋連携協定)をほぼ完全実施し、アメリカは自動車でTPPを拒否するという結果になり、日本側の一方的譲歩が浮き彫りになりました。
- 日米貿易協定の「合意」に抗議し、国会承認阻止・日米FTA交渉中止の新たなたたかいを呼びかける
- 1 首脳会談で合意された日米貿易協定は、トランプ大統領の圧力にぶざまに屈して、日本は牛肉、豚肉などの関税を大幅に引き下げるTPP完全実施の一方で、アメリカは自動車でTPP完全拒否という一方的譲歩になった。
- ビニールハウス等「支援策を検討」/気候変動対策を今すぐ
- 農民連は9月27日、千葉県を中心に農業に甚大な被害をもたらした台風15号の被害対策を、農水省に要請しました。
- 消費税10%ストップ/消費税増税・日米貿易交渉 中止求める請願を提出
- 10月1日に実施予定の消費税増税に反対する、「STOP!消費税 暮らしを守る緊急デモ」が9月23日に行われ、600人が参加しました。
- 農のこころ
- 秋茄子の染みも奇形も里ごころ
- 築地閉場・豊洲開場から1年/ここが問題・日米FTA
- 9月16日、東京・四ツ谷で、シンポジウム「築地閉場、豊洲開場から1年」が開催されました。
- 農家の税金対策(17)
- 各種所得金額の計算をしたあと、種類の違う所得の黒字と赤字を相殺する計算を損益通算といいます。損益通算には法令にもとづくルールがあります。
- 稲刈り交流会
- 生産者囲みおしゃべり 京都/手でやんのは大変や 大阪
- 旬の味
- 日本列島に実りの秋がやってきました。梨、ブドウ、リンゴを味わいながら幸せをもらっています。秋野菜やキノコや栗も。もちろん新米のおいしさは毎日の喜びです
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