農のこころ丸山美沙夫
決断を急かされていて菜を間引く 田中弥生子 俳誌『みすゞ』から。白菜や大根、野沢菜など蒔き付け。芽が出ると日一日と生育していくが、この時期にそれぞれの野菜の生育に合わせて、良好なものを残し、それぞれに間隔を開け間引きする。これを「間引き菜」と言い秋の「季語」でもある。何か大事なことで「決断」を迫られているようだ。取合せの面白さが誘い込む。
(新聞「農民」2019.10.21付)
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[2019年10月]
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