「農民」記事データベース20191007-1379-09

旬の味


 日本列島に実りの秋がやってきました。梨、ブドウ、リンゴを味わいながら幸せをもらっています。秋野菜やキノコや栗も。もちろん新米のおいしさは毎日の喜びです▼各地域で育った食材、季節の食材を100%生かしながら作る料理をいただくのが無形文化遺産に登録された日本が誇れる食文化です。しかし、その文化を壊し、日本の食材をことごとく輸入品に置き換えようとしているのが安倍政権です▼将来日本の食料自給率は14%まで下がると計算されています。その結果、荒廃した農村と漁村風景が各地に広がるでしょう。農民・漁民の方々が美しい日本の農村風景を作り、海を守り、国土を守っていることを忘れてはなりません▼孫たちが豊かな食文化を引き継ぎ、季節の実りを味わうためにも、家族農林漁業プラットフォーム・ジャパンの活動を全面的に応援し、10年で明るい兆しが生まれるよう努力したい。「命の糧」を生み出す家族農業・漁業が希望と誇りを持てるために価格保障と所得補償の実現を。

(澄)

(新聞「農民」2019.10.7付)
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2019年10月

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