「農民」記事データベース20191014-1380-10

旬の味


 先日、「食物が緊急事態」という演目で坂の上零さんの講演会があり参加した。福島原発補償問題、種子法や水道法、残留農薬やグリホサート除草剤、TPP、日米貿易協定、国際金融問題など話は多岐にわたった▼パネルディスカッションからは無農薬家庭菜園の素晴らしさと重要性、それらの農産物がコミュニティーの中で流通できるかなど盛り上がった。私が注目したのはパネリストのYさん。はだしの長距離ランナーで自然循環型村造りと健康のための玄米・こうじ・みそ作り、発酵ドリンク造りの講習会をする仕事をしている▼その効能は本人自らのレース記録に示されている。カフェ&サロンもご自宅で始めるそうだ。無農薬栽培を志す人は多いが気軽に相談となると行き場所がない。そういう意味で核になる場所だ▼彼のフェイスブックを開くと若い女性たちが笑顔でみそ作りをしている。講演会場で今はなき下地始無農薬栽培研究会の仲間Sさんと再会し、懐かしい話と近況を語り合い、実りの日となった。

(牧)

(新聞「農民」2019.10.14付)
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2019年10月

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