「農民」記事データベース20191014-1380-06

農家が得する
税金コーナー
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できました 2020年3月申告用
『手引き』と『記帳簿』

 2020年3月申告用の『税金対策の手引き』『農業収入・支出記帳簿』ができました。

 安倍政権が、10月1日からの消費税率10%・「軽減」税率の導入を強行しました。景気を冷え込ませると同時に、家族農業と産直組織に重大な影響を与えます。これからのたたかいで、消費税率を引き下げ、インボイス導入を阻止するために、学習を強め、反対世論を強めましょう。

 また、10月1日からすべての販売農家に対応が迫られる「軽減」税率・区分記載請求書について、多くの農家が不安に思っています。周りの農家にも声を掛け、『税金対策の手引き』『記帳簿』を使って学習しましょう。

『手引き』では、消費税増税・インボイス制度の問題点をまとめるとともに、「軽減」税率導入で複雑になった消費税の計算に対応できるよう大幅に改定しました。また、「入ってきた収入の分類」生命保険料控除の計算表、地震保険料控除の計算表、寡婦・寡夫の判定表などを充実させました。

 『記帳簿』では、消費税増税・「軽減」税率導入で、発生する実務に対応できるように改定しています。

 今こそ、農民連の出番です。『手引き』『記帳簿』や新聞「農民」を活用して学習し、周りの農家・団体との懇談を行い、増税反対の世論を広げましょう。いっしょに「自主計算・自主申告」にとりくむ仲間を増やしましょう。仲間が増えれば、消費税率引き下げ、インボイス導入を阻止する力、徴税攻勢を跳ね返す力になり、農業を守る力になります。年内から出足早くきめ細かな相談会を開催し、農民連の会員を増やす活動も強めましょう。大いに普及することを呼びかけます。

 なお、奈良県連が作成した『農業+不動産+事業ノート』もあわせてご案内します。このノートは、農業、不動産、事業を同時に記帳でき、必要経費を簡単に計上できる、白色でも青色でも対応可能です。

 消費税課税事業者は記帳簿の2冊使いがおすすめです

 消費税課税事業者は9月末までと10月以降の売り上げを分けなければ消費税の計算はできません(同じ8%でも内訳が違うため)。記帳簿を2冊使うことをおすすめします。

 発送について

 ☆『農業収入・支出記帳簿』『農業+不動産+事業ノート』と確定申告の手引き』は、いつでも発送できます。

 詳細は、各都道府県農民連にお問い合わせください。

(新聞「農民」2019.10.14付)
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2019年10月

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