2018年5月
■2018年5月28日(第1312号)
 TPP11 与党が承認案可決強行
- 5月18日、TPP11協定承認案が野党の反対を押し切って衆議院本会議に緊急上程され、自民党、公明党、日本維新の会などの賛成多数で可決を強行、参議院に送られました。立憲民主、国民民主、無所属の会、共産、自由、社民の6野党はそろって反対しました。
 たたかいはこれから
- TPP11の国会情勢が緊迫した5月18日、全国食健連は、「TPPプラスを許さない全国共同行動」とともに、終日座り込み行動にとりくみました。終日、抗議行動と傍聴に参加した農民連の吉川利明事務局長の国会リポートです。
 ウソつき安倍内閣退陣せよ/TPP11批准するな
- 総がかり行動実行委員会は3月以降、森友・加計疑惑の徹底追及、安倍内閣総辞職を求める連続行動を国会前で取り組んでいます。
 要求基礎に仲間ふやそう
- 5月8日に香川県観音寺市内のホテルで観音寺農民組合結成40周年・産直「菜の花畑」開設20周年記念集会が開催されました。
 汚染土壌を公共事業に「活用」 実証実験を福島県内で開始
- 安達太良山の麓(ふもと)に広がる福島県二本松市原セ地区の静かな田園地帯が「放射性物質最終処分地」(環境省は、「再生利用先」という)にされようとしている。除染で出た汚染土を処分するため、環境省が進める「汚染土壌再生利用実証事業」の舞台に、この原セ地区の市道が使われる。
 農のこころ
- 田植機デビュー介添え四人畔に立ち
 遺伝子組み換え食品 表示がなくなる?!/実態無視の“廃止”に反対 引き続き全食品の義務表示求める
- 当初、消費者・市民団体は、遺伝子組み換え食品の表示について、(1)義務表示を食用油やしょうゆ、家畜の飼料など全食品に拡大すること、(2)意図せざる混入率を5%以下からEU(欧州連合)並みの0・9%以下に引き下げること――を要求していました。
 地元産の食材で安全な学校給食を(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)/イラスト2点
- 奈良の学校給食を考える会(愛称“きゅうしょくカンガルー”!)は、奈良県農民連やコープ自然派などがメンバーとなり、おいしい給食と本当の食育をめざして2011年から活動しています。現在、SNSのフェイスブックや、月一回のメールマガジンで給食や食育にまつわる情報を発信。学習会や交流会に取り組んでいます。給食は自治体ごとに実施状況が異なるため、地域で様々な取り組みが行われています。橿原(かしはら)市と大和郡山(やまとこおりやま)市の給食の取り組みをリポートします。
 とうもろこし畑で“コーン活(婚活)
- 和歌山県紀の川市の紀ノ川農協では、昨年から「地域づくり・担い手づくりプロジェクト」をスタートしています。
 農家が得する税金コーナー(35)
- 岡山県農民連会員のYさんが数年前の夜、電話をかけてきました。慌てた声で「譲渡税が100万円も来た」と言います。
 今こそ農民連を強く大きく
- 5月9日、福岡農民会館で福岡県農民センター第2回大会が開かれました。
 東京芸術座「いぐねの庭」をみて
- 東日本大震災から7年目に実現した、東京芸術座の「いぐねの庭」は、多くの示唆に満ちた家族ドラマであった。震災で死んだ人と生き残った人との心の葛藤、生きることの是非が問われていく。家や財産、農に生きようとする状況などが、日常生活の襞ひだの中で描かれていく。せりふが方言のために朴訥(ぼくとつ)な人間像に深みを持たせていたことも見逃せない。
 田植えとさつまいも苗植え
- 滋賀農民連が新日本婦人の会滋賀県本部や消費者団体、労働組合などと毎年、行っている「実習田」のとりくみで、5月3日、田植えとさつまいもの苗植えをしました。今年は、滋賀産直農協の梅影英治組合長のほ場での実施です。
 ふるさとよもやま話
- 「大阪に橋ないで」「なに言うてんねん、天満橋・天神橋・難波橋・淀屋橋……浪速の八百八橋(はっぴゃくやばし)言うて、橋ばっかしやないか?」
 旬の味
- 連休が終わってモノトーンの世界だった道東にも桜が開花。タンポポも咲き始め一気に緑の絨毯(じゅうたん)が広がる。冬眠から目を覚ましたようにトラクターが忙しく動き回る。牛たちは放牧地に広がり、北の大地が最も輝く季節が到来
■2018年5月21日(第1311号)
 種子法復活法案 野党6党で共同提案
- 野党6党が4月19日に共同で提出した「主要農作物種子法復活法案」について、立憲民主党副代表で同党農林水産部会長の佐々木隆博衆院議員(北海道選出)に、法案提出の動機や今後の展望について聞きました。
 県条例で優良種子の安定確保を自民党県議団が提案、全会一致
- 種子法が廃止されたもとで、各都道府県では、種子の生産・供給体制を維持する努力を続け、なかでも埼玉、新潟、兵庫の3県では、条例を制定しています。JA埼玉県中央会地域振興部の西田秀生部長に聞きました。
 TPP11情勢緊迫/全国食健連 緊急国会行動
- TPP11をめぐる情勢が緊迫してきました。
 安倍改憲許さない!/被災者の生活再建に国は責任をもて!/原水爆禁止国民平和大行進
- 安倍内閣による9条改憲の動きがますます強まるなかで迎えた5月3日の憲法記念日、東京・江東区では「5・3憲法集会」が開かれ、6万人もの人々が集いました。
 農のこころ
- 春田沈めて除染袋の五段積み
 愛媛県農民連の定期大会
- 愛媛県農民連の定期大会が4月25日、内子町で開催され、代議員など30人以上が参加しました。森井俊弘会長が「TPP11や消費税増税など営農と暮らし破壊の政治を許さず、税金の自主申告など要求実現の活動を進めよう」と開会あいさつを行いました。
 農家の税金対策(10)
- 土地や建物などの不動産を貸して賃貸料を受け取った場合は不動産所得になりますが、不動産などの資産を譲渡して得た所得は譲渡所得として申告します。
 夏季産直カタログできました
- 農民連ふるさとネットワークの2018夏季産直カタログができました。農民連だからできる、質とボリュームのある“顔のみえる産直”。2004年から多くの産直ファンに支えられて15年、今回は34産地、123アイテムがそろいました。
 やっぱり家族農業 大切にしないとね/GM洋綿の調査にご協力を
- 第30回埼玉県農民連女性部総会が3月30日、熊谷市で17人の参加で行われました。
 ふるさと よもやま話
- 熊本地震から2年が経過しましたが、将来への希望がみえない人は大勢います。農家は農業再建の負担が大きく、やめる人もいます。水田の補修も少しずつ進むなか、種まきの時期に入り、田植えの準備に忙しくしています。
 旬の味
- 自他ともに認める方向音痴の私。「列車で来て。駅まで迎えに行くから」に久しぶりに“乗り継ぎ列車”で出かけた
■2018年5月14日(第1310号)
 埼玉で「県南食健連」結成/就農して丸3年 GWも大忙し
- 埼玉県さいたま市と川口市にまたがる「見沼田んぼ」。東京から電車で30分たらずの都市近郊に、1200ヘクタールを超える美しい田園風景が広がっています。この「見沼田んぼ」と、地域の農業、食糧、健康を守ろうと、4月28日に「埼玉県南食健連」が設立されました。
 種子は企業のものではない
- 福島県農民連青年部は4月15日、二本松市の福島県男女共生センターで総会の特別企画、「種」の大切さとそれを巡る世界の情勢を綴ったドキュメンタリー映画「種子〜みんなのもの?それとも企業の所有物?〜」の上映会を開催しました。
 福島切り捨て許さない
- 福島県農民連は4月26日、「安倍政権・東京電力の福島切り捨てを許さない」政府・東電要請行動を行い、160人が参加しました。
 TPP11阻止強めよう/TPP11国会承認許さないぞ!!
- 4月23日、TPPプラスを許さない!全国共同行動が、第7回TPPプラス交渉をただす!院内集会を開催しました。
 農のこころ
- 野良着購う去年より少し彩若く
 農家が得する税金コーナー(34)
- 岡山県での「固定資産税」の取り組みについて紹介します。
 青年劇場第119回公演「分岐点―ぼくらの黎明期」
- 「モリカケ問題」での財務省の公式文書改ざん、防衛省でのイラク日報の隠ぺいなど、今の政治や行政がいかにゆがめられているかが白日のもとにさらされる中、青年劇場が上演するのは、より主体的に社会に関わろうとする人々の物語です。
 千葉県の食と文化を訪ねるバスツアー 内房編
- 千葉県自治体問題研究所と千葉県食文化研究会共催のバスツアー「第4回千葉県の食と文化を訪ねる・内房篇」(3月24日)に参加しました。
 ふるさと よもやま話
- みかんの花が咲きましたぁ〜!
 旬の味
- 私の家の前には、谷川をはさんで棚田が広がっています。毎年今頃、朝早くから稲作の準備のため、機械の音がやかましいくらいに聞こえていました
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