要求基礎に仲間ふやそう
香川 記念集会 盛大に開く
観音寺農民組合結成40周年
産直「菜の花畑」開設20周年
5月8日に香川県観音寺市内のホテルで観音寺農民組合結成40周年・産直「菜の花畑」開設20周年記念集会が開催されました。
同組合の結成のきっかけは、40年前に「葉タバコ」農家に課せられた重税に対して、農家が民主商工会に相談。この重税(20〜30アールに30万円)学習会を24軒で行い、高松から税理士も毎晩参加。9人で集団申告を行い、申告額が半分になる成果を勝ち取りました。
こうして1978年に31人で結成。20周年集会で産直「菜の花畑」の開設をきめました。この直売所でも、施設に宅地並み課税が課せられ、観音寺市と交渉。結局宅地並み課税を撤回させました。農民組合が要求を基礎にたたかい、大きな障害を乗り越えてきたことが浮き彫りとなりました。
記念集会では、渡辺正義代表世話人が参加者や来賓へのお礼を述べました。農民連の笹渡義夫会長が「安倍農政と国連家族農業年の10年」と題して講演。TPP11で、農家にとってはTPP12よりさらにその打撃が激しくなること、安倍農政が世界の農政の流れでも「孤立」していることを強調。「来年1月の農民連結成30年を大きな仲間作りの中で迎えよう」と呼びかけました。
来賓として日本共産党香川県委員会を代表して白川容子氏があいさつ。参加者は25歳の青年から82歳のOBまでの47人で盛り上がりました。
(香川県農民連 福井利夫)
(新聞「農民」2018.5.28付)
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