福岡県農民センター第2回総会
今こそ農民連を強く大きく
九州北部豪雨、耶馬渓町崩落事故
笹渡会長が被災地を激励
5月9日、福岡農民会館で福岡県農民センター第2回大会が開かれました。
来賓として、新日本婦人の会福岡県本部会長の三輪幸子さんから、「産直運動や、種子法復活に向けて手をつないで運動を進めたい」とのあいさつ。前衆院議員の真島省三さんから、今のめちゃくちゃな国会審議、運営を正すため、一刻も早く国会に戻るとの決意表明がありました。
福岡県民運動実行委員会の横溝良久さんからは、九州北部水害救援共同センターの運営、活動状況などの報告がなされました。そのあと、農民連の笹渡義夫会長が、「安部農政と『国連家族農業の10年』、今こそ農民連を強く大きく」と題して講演し、今の安倍農政が家族農業の振興と真逆であることなどを詳しく話されました。
「来年は農民連結成30周年。今ほど農民連が求められているときはない」と述べ、「まじめに農業と農村を愛するすべての農民を農民連に迎えよう」と結びました。
翌日10日、笹渡会長は、みのう農民組合の佐々木督文書記長の案内で、九州北部豪雨の被災地・朝倉を視察。11日には、大分県中津市耶馬渓町の崩落事故の被災者が下郷農協の組合員さんということで、お見舞いと視察に行きました。
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大分県中津市の土砂崩落現場 |
朝倉市の山の中を抜け日田、中津へと向かいましたが、手付かず状態の悲惨な山の様子に、言葉を失いました。下郷農協では、松本聡雄参事と中津市議の三上英範さんが対応され、事故後の経過、実態など率直に話され、今後の対応などについて話し合いました。
その後、現地を案内してもらいましたが、ただただ驚き、ため息が出るばかりでした。笹渡会長も現場の聞きしに勝る状況に心を痛めておられました。「できることはやりますので、要望を寄せてください」と松本さんとがっちり握手して、下郷を後にしました。
(福岡・みのう農民組合 金子徳子)
(新聞「農民」2018.5.28付)
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