「農民」記事データベース20180514-1310-05

農のこころ

丸山美沙夫


 野良着購う去年より少し彩若く

            伊藤美智子

 俳誌『みすゞ』から。春の作立ちには、農作業衣の新調も必要になる。この作に引き寄せられるのは、農に勤しむ女性としての意欲が込められているからだ。農家の働き手の中心にいる女性が想像できて頼もしい。農業の高齢化、作業はきつい大変というイメージを払拭した明るさ。平明な表現の中に伝わる感動の魅力。

(新聞「農民」2018.5.14付)
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2018年5月

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