2020年5月
■2020年5月25日(第1409号)
- 不要不急!採決許さない
- 農民連と全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は、5月14日にも衆院農水委員会で質疑・採決が行われるのではないかと緊迫する情勢の中、13日に種苗法改定問題で緊急の国会行動を行いました。
- 生産者負担金の免除とひきかえに牛マルキン減額するな
- 新型コロナウイルスの感染拡大による経済危機が農業と農家経営にも重大な打撃をもたらしています。
- 新型コロナで売り上げ63%減でも 若者迎えて入協式
- 和歌山県古座川町の農事組合法人「古座川ゆず平井の里」では4月1日に入協式を行いました。3〜4年前くらいから若い職員を迎えたいと考えてきましたが、思いが叶いました。地元出身で神戸の大学を出て帰ってきてくれた寒川(そうがわ)綾乃さん(23)、また地元の高校を出てしばらく一般の会社で働き転職してきてくれた打越輝司(こうし)君(21)、二人とも平井の里で働きたいと来てくれました。入協式の後みんなで映画「未来を耕す人びと」を鑑賞し、廃校になった校舎の庭に「クマノザクラ」を植えました。
- 日本のコロナ検査 国際的な立ち遅れは明白/ドイツの家族農業を訪ねるツアーは中止に
- 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が5月4日に月末まで延長され、14日には、あいまいな基準のまま39県が解除されました。
- 新型コロナ対策 Part 2
- 農家が利用できる新型コロナウイルス対策を紹介する連載の第2弾は、人材不足の農家への支援事業を紹介します。
- 2020夏季産直カタログできました/イラスト
- 2020年夏季カタログは新しい仲間も加わって全国の産直品が盛りだくさんです。
- 農のこころ
- 湿(しと)り雨乞うてねぎ苗並びおり
- 新型コロナのもとで米屋さんは…
- 新型コロナウイルス感染が拡大するなかで、3月からの小中高等学校の休校による学校給食食材キャンセルや飲食店関係の業務用米の受注「激減」が続いています。そのため、予定していた農家からの米の引き取りも滞っています。
- 春の新茶シーズン到来
- 新型コロナウイルス感染が拡大するなかで、3月からの小中高等学校の休校による学校給食食材キャンセルや飲食店関係の業務用米の受注「激減」が続いています。そのため、予定していた農家からの米の引き取りも滞っています。
- 旬の味
- 山陰でも今田植えの最盛期を迎えています。今年はコロナの影響で連休も外出が自粛だったためか、どの家も田植えの準備が心なしか早く進んでいたように感じます。どこにも遊びに行けないため、農作業がはかどったのでしょうか
■2020年5月18日(第1408号)
- 新型コロナ 牛肉価格が大暴落 このままでは半年もたぬ
- 新型コロナウイルスの影響で牛肉の需要が急減し、価格の暴落が畜産農家を襲っています。岩手県農民連が行った県への要請の様子と、現地の実態リポートを紹介します。
- 不要不急の種苗法改定/コロナに乗じた改憲を許すな
- 自家増殖を原則禁止し、農民の育種権を奪う種苗法改定案をめぐり、与党は5月14日にも衆院農水委員会での審議・採決を強行しようとしています。この間、改定案に反対する世論が急速に盛り上がり、署名も1万4331人分が寄せられています(5月10日現在)。引き続き、署名を呼びかけるとともに、ファクスなどで国会議員などへの要請を強めましょう。
- コロナ対策 アメリカと日本
- 「消毒薬を体内に注射してみよう」「ウイルスを世界にバラまいた中国に損害賠償を請求する」――トランプ大統領の暴言がきわだっています。しかしそれにもかかわらず、アメリカ政府の新型コロナウイルス対策は、後手後手に回っている安倍政権の対策をはるかに上回っています。
- 農のこころ
- あけやらぬ畑に如雨露振る忘れ霜
- 新型コロナ対策 Part 1
- 4月30日、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の補正予算が成立しました。
- コロナに負けず記帳会
- 山形地方農民連の単位組合、天童市農民組合は4月24日、青色申告記帳会を開催しました。
- 産直運動の力で生産者支援/十日町の風物詩 ゼンマイ干し
- 新型コロナウイルスの影響で、長野県・飯伊農民組合の組合員でりんご狩りなどの観光農園を経営している三和観光農園の伊藤公平さんから、「3〜4月のアスパラ狩りの観光バスが次々とキャンセルになり、大きくなってきたアスパラをイオンの生産者直売コーナーで売りたい」という電話が入りました。
- 発見 農の現場から
- 感染症は自然災害や戦争よりも多くの人々命を奪い、食と農を脅かしてきました。
- 旬の味
- 先が見えないコロナ感染拡大。農業と観光の町、宮城県蔵王町は県内で一番大きな被害を受けています。自粛モードで旅館も店も軒並み閉めざるをえない状況です
■2020年5月4日(第1407号)
- 新型コロナ 打撃深刻 各方面に
- 菊 需要減少で価格暴落/水産物 値がつかず、休漁続出
- 医療関係者の皆さんがんばって!
- 福岡県農民連は今年1月から毎月1回、福岡市の千鳥橋病院の玄関で農産物直売所を開催してきました。しかし新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令され、4月16日には全国に範囲が拡大されるなか、福岡県でも560人を超える感染者が発生。行動の自制、自粛が求められる状況になってしまいました。
- 新基本計画を斬る(下)
- この連載の「上」「中」では、新「食料・農業・農村基本計画」が過去最低に落ち込んだ食料自給率を引き上げるものにはなっていないこと、農林水産物・加工食品の「輸出目標5兆円」という大ボラを唯一の目玉政策にせざるをえないことを指摘し、安倍政権の行き詰まりを明らかにしました。
- 農のこころ
- 山畑の春しつらいにゆるむ風
- 活用しよう/新型コロナウイルス 被害実態アンケート
- 「持続化給付金」は、新型コロナ感染拡大により、特に大きな影響を受けた事業者に対して事業の継続を下支えし、再起の糧とするための給付金です。一人の離農者も出さないためにぜひ周りに紹介してください。農業以外にも広く使えます。
- 道に要請
- 北海道農民連と農協労連は4月9日、鈴木直道知事に対して、新型コロナウイルスの感染拡大が農畜産分野に深刻な影響への対応を求める緊急要請を行いました。道農民連からは岸本辰彦副委員長、富沢修一書記長ら3人と道農協労連から九村信吾書記長が参加。道農政部からは黒島誠計農政課長補佐らが対応しました。
- 国産牛肉価格が暴落
- 新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るう中で、牛肉の「輸出」が激減しています。同時に外国人観光客も激減し、イベントや外出自粛要請などで国内需要も打撃を受け、流通在庫は、8000トンから1万6000トンへと8000トンも膨れ上がり和牛の枝肉価格は過去5年間で最安水準に落ち込んでいます。東京食肉市場の3月の和牛枝肉の平均価格は、1キロ1857円と、2014年以来の2000円割れとなり、1頭当たり90万円前後まで下落しました。
- オンライン上映します
- 昨年9月に農民連食品分析センターと女性部、青年部が合同で上映会を行った映画「たねと私の旅」のオンライン上映が始まりました。
- コロナに負けない
- 久しぶりに笑った!おしゃべりした!/手作りマスク全会員に/野菜苗作り
- 稲の苗4000枚育成
- 新潟県内でも4月上旬から米作り作業のピークを迎えています。5月のゴールデンウイークから中旬にかけて始まる田植えに合わせて苗を育てる県農民連・鶴巻純一会長宅(三条市)では、35年前から農協の苗を委託栽培しており、近所の農家と自家用含め約4000枚の苗を育てています。
- 旬の味
- 阿武隈の里山が黄色や桃色に色づきました。花びらが散った後は、芽吹いて若葉がもえぎ色に変わり、まさしく人生のスタートにふさわしく希望や明るい未来を感じさせてくれます
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