海外パネリストを囲んで熱気、笑顔…大いに盛り上がりました歓迎レセプション
なごやかに歓談、日本の料理に「美しい!」国際シンポ第一日目の十日夜、海外パネリストを囲んで歓迎レセプションが開かれました。シンポジウムが大きく盛り上がったこともあって、歓迎レセプションへの参加希望者が急増。会場は二百人余りの熱気と笑顔に包まれました。テーブルの上には、千葉の祭り寿司や色とりどりの惣菜、神奈川のハム・ソーセージなどが並び、海外パネリストも興味津々。
「命の一部です」佐々木健三会長が歓迎あいさつに立ち、「今日の国際シンポ第一日目は大成功ですね」と参加者に呼びかけると、会場からは大きな拍手が。「たとえ人種や文化が違っても、家族農業を守りたいという願いは同じだと、たいへん感激した」と述べ、多忙ななか来日した海外パネリストへの感謝の言葉を述べました。海外パネリスト三人もとても感激した面持ちで、心のこもったあいさつ。ヘンリー・サラギさんは「この場にいられることを、とてもうれしく思う。食べ物はただ食べられればよいのではなく“命の一部”なのです」と述べ、ビクトル・スアレスさんは「食べ物は文化であると同時に、人間関係をつなぐもの、アイデンティティ(人間としてのよりどころ)でもある。工業製品と同じ経済や貿易ではいけない」、またニール・リッチーさんは「こんなに美しい料理で、たいへん感動した」と述べました。
全員合唱で祝う歓談の時間になると、海外パネリストの周囲は、交流を求める参加者でいっぱい。握手する人、記念写真を撮る人、話し込む人…。茨城県から参加した大内智子さんは「私たちの育てた鶏肉を、ぜひパネリストの皆さんに食べてもらいたい」とお手製の鶏肉団子を持参。「ベリーグー!(おいしい)」と笑顔で答える一幕も。レセプションでは、埼玉農民連の高橋利男さん一門が袴姿で尺八を演奏。翌日に満四十歳の誕生日を迎えたサラギさんにはバースデーケーキと「ハッピーバースデー・トゥー・ユー」の全員合唱。また三人の海外パネリストには、母親大会連絡会からスカーフなどの憲法グッズがプレゼントされました。
(新聞「農民」2004.4.26付)
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[2004年4月]
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