「農民」記事データベース20060612-735-09

連帯・交流・歓迎の渦に包まれた一週間〈3〉

ビア・カンペシーナ東南・東アジア地域会議海外代表

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千葉・多古、房総

産直センター訪問

心づくしの昼食に舌つづみ

 海外代表は二十一日、多古町旬の味産直センターと房総食料センターを視察。産直ボックス野菜の箱詰め作業などを見学し、産直運動の説明を聞きました。

 多古センターの立派な施設を目にした海外代表からは、「年間の売り上げは?」「施設のオーナーは誰?」「農家にどう収益を還元するのか」「売り先は運動を理解しているところか」といった熱心な質問が次々と。同センターの椎名義光監事は丁寧に答えながら「政府は農家を減らそうとしているが、私たちは多くの農家が生産を続けられるようにと活動している」ときっぱり述べました。

 昼ごろ訪れた房総センターでは、祭り寿司をはじめ、農家の母ちゃんの心尽くしの料理が所狭しとテーブルに。同センターの椎名二郎代表、越川洋一顧問、それに腕をふるった女性たちと一緒に昼食を食べてから懇談へ。

 センターの生い立ちを説明した椎名さんは「日本ほど食を粗末にする国はない。加工食品の原料のほとんどは輸入品。子どもたちに日本の食文化を伝えなければマクドナルドなどにやられてしまう」と力を込めました。

 また一行は、同センターの近くにある、越川さんが組合長を務めるライスセンターも視察。田植え機やコンバイン、米の貯蔵乾燥施設に興味津々といった様子で説明に聞き入っていました。

(新聞「農民」2006.6.12付)
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2006年6月

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