「農民」記事データベース20041213-664-13

農業・食糧をビジネスチャンスにする大企業のねら
いに抗し、国民の期待に応え、農業と農山村の復権
めざす「もう一つの流れ」を強く大きくしよう!

農民連第十六回定期大会決議(案)(8/8)

二〇〇四年十二月一日 農民運動全国連合会常任委員会

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八 おわりに

 イラクでは自衛隊の後ろ盾による米軍の無法な皆殺し作戦で多数の人々が命を失っています。国内では、新潟中越地震にみられたように、農民は台風や長雨による自らの被害を省みず食糧を届け、建築職人は大工道具をもち、医療関係者は医師を、そして多くの国民がボランティアとして被災地に駆けつけ、被災者の命と暮らしを救済するために汗を流しています。弱肉強食による競争ではなく、人間と人間が助け合うことが人々のなかで息づいています。

 また、新潟中越地震被災者が、何よりも求めたのは食糧でした。食糧がすべての人々の生活に一日たりとも欠かせないものであり、食糧を生産する農民の存在の価値をあらためて痛感させる場面でした。それはまた、「飽食」といわれ、国内の生産をつぶして世界中から食糧を買いあさる政治の逆立ちぶりを浮き彫りにしました。

 農業は、日本になくてはならない存在であり、国の基です。農業を担っている農民の誇りを取り戻す農民連の運動は、すべての国民が安全で安心して暮らせる社会を望む国民の願いに沿ったものです。農民連が結成以来、掲げてきた「ものをつくってこそ農民」「農民・国民の苦難あるところ農民連あり」の真価を発揮し、国民の期待に応えるために前進しましょう。

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(新聞「農民」2004.12.13付)
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2004年12月

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