「農民」記事データベース20210621-1461-08

全国各地で活躍
営農とくらし守る農民連
(3/5)

関連/全国各地で活躍 営農とくらし守る農民連(1/5)
  /全国各地で活躍 営農とくらし守る農民連(2/5)
  /全国各地で活躍 営農とくらし守る農民連(3/5)
  /全国各地で活躍 営農とくらし守る農民連(4/5)
  /全国各地で活躍 営農とくらし守る農民連(5/5)


免税軽油
農業用軽油の税金は
免除申請で経費節減

 農業用の機械(耕運機、トラクター、コンバイン、栽培管理用機械、畜産用機械など)や倉庫で使うフォークリフト、重機などに軽油が使われます。

 軽油を購入する際には、1リットルにつき32・1円の軽油引取税が課税されています。ただし、法令で定められた、農業・漁業・林業で使用するための軽油については、軽油引取税が免除され、この軽油引取税が免除された軽油のことを「免税軽油」といいます。

画像
農業用機械に軽油は欠かせません

 申請手続きについては、農業の場合は1年分を申請することができます。申請方法は、(1)簡易な申請(面積で標準計算する方法〈最大1500リットルまで〉)(2)稼働見込み実績で申請(数量の上限なし)の2通りがあります。

 コロナ渦での売り上げ減少や原油高騰・消費税増税に伴い経費も膨らんでいます。いま、苦しんでいる農家に少しでも役立つ制度として、免税軽油制度を知らせ、農民連で援助して活用を進めましょう。

面倒な計算もソフトを活用

 しかし、なぜ、農民連の援助が必要なのか! それは、申請する際にいろいろな書類や農機具の写真(前後左右)などを準備しなければなりません。また、稼働見込み実績を計算するのが面倒な点があります。その点を援助するのに、宮崎県農民連で申請ソフト(エクセル)を使っています。

 農家を援助することで、宮崎県連は仲間を増やしてきました。免税軽油の使用量も、1戸当たり400〜4万5千リットル(約1・3万円〜約150万円)と幅広く、広範な農家が活用しています。6月に2人、7月に1人が新規で免税軽油を申請しますが、2人は新会員です。

(宮崎県農民連 来住誠太郎)

(新聞「農民」2021.6.21付)
ライン

2021年6月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2021, 農民運動全国連合会