農民連第22回大会への
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発言通告は61人、うち6人の方については文書発言とさせていただきました。
55人から発言があり、34都道府県・団体、76人の方から発言をいただき、どの発言も、現場の実情に基づいた地に着いた発言で、決議案を豊かに補強するものでした。
大会決議案は「3・11以降、農的生活に踏み出す青年が増えていることは大きな希望です」と指摘しましたが、大阪、奈良、山形、愛媛などの発言からもいきいきと語られました。「一方、3割近くが離農しており、ここへの働きかけが大切」とも指摘しましたが、山形の渡辺康貴さんから「農業に展望を見いだし、建設業界、IT業界、青年企業家など、他産業からの新規就農が多いが、やってみるとなかなか情報が集まらない、農地が見つからない、販路が見つからないなど、うまくスタートが切れない人がけっこういる、これらの人たちを救い上げることも大切ではないか」との発言がありました。
青年就農者への働きかけを強めましょう。新規就農者は、生産技術、施設・機械、販路、経営管理・税務対策、ネットワークづくりなどの切実な要求を持っています。農民連の働きかけを待っています。
北海道の石澤元勝さんが、「指定団体制度」の果たしている役割を具体的に発言され、規制改革推進会議のデタラメぶりと弱肉強食の世界から共同で農家の生活を守る協同組合の役割を浮き彫りにしてくれました。
昨年の参院選での野党統一候補勝利に向けた福島・安達地方農民連のたたかい、新潟の参院選・県知事選のたたかい、沖縄での先の総選挙で4つの小選挙区すべてで「オール沖縄」候補が勝利したたたかいなどが発言され、これらのたたかいを全国295の小選挙区で挑戦し、「勝利の方程式」に数字を入れ、答えを出そうではありませんか。
三重の峯岡繁さん、香川の福井利夫さんも新しく県連事務局を引き受けて以降、新聞を減らさず増やし続けるとともに、農家の多い地域に意識的に読者を増やし、要求で結びつき支部を作ってきました。鳥取では十数年ぶりに大会を開き役員体制も確立し、新たな前進を始めています。福島から「2020年までに2000名の県連を目指す」との力強い県連事務局長の発言を受けて、「地域丸ごと農民連に、農協が大型合併にむかうなか、県北農民連を分割して、地域に根ざした農民連を作る」との発言もありました。奈良からは、広域単組が大きくなるなかで、市町村単位の支部の活性化にとりくんでいるとの発言もあり、大きな組織の停滞を打ち破る新たな模索が始まっています。全国一丸となって、後退傾向に歯止めをかけ前進に転じましょう。
春の大運動は、1年間の拡大運動の成否を左右します。大会参加者が拡大チャレンジャーとなり、春の大運動を成功させましょう。
顧問の佐々木健三前会長から、感想と決意が寄せられました。
「討論はそのすべてが立派な内容で、感動で目頭が熱くなる場面もありました。発言者の多くは、若い皆さんであったこともうれしい限りです。そこで私の決意を述べます。(1)新聞『農民』に通信する(2)新聞『農民』と会員を拡大する、若い人のがんばりに応えて、わらわれの仕事とそれにふさわしい貢献をする決意です」
みなさん、この決意に応え、春の大運動を成功させる決意を固めあいましょう。
[2017年2月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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