「農民」記事データベース20110321-965-10

燎原(りょうげん)の火のごとく広がる
TPP反対運動(2/5)

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怒りのムシロ旗たてパレード

県民集会 医療・教職員・業者怒りの発言

 長野県

 2月27日、長野県国民運動実行委員会が主催して「貧困をなくし 雇用とくらし・いのちを守る県民集会」が長野市で開かれ650人が参加。農民連からも県下各地から50人を超える組合員が駆けつけました。

 来賓として出席した長野県保険医協会の会長は、「TPPに参加すれば地域の医療が崩壊する」、信州大学教職員組合の代表も「教育の面から見てもTPPに参加することによって就職難に一掃拍車がかかる」などとそれぞれあいさつ。農協長野県中央会からも連帯の祝電が寄せられました。

 集会では、女性、医療、教職員、業者から、直面する問題や取り組みが報告され、農民連からは県連会長の竹上一彦さんほか3人がTPP反対の各地の取り組みや怒りを報告し、決意表明しました。

 集会後、長野駅周辺の繁華街を、怒りのスローガンを書いたムシロ旗・のぼり旗を押し立てた軽トラ16台を先頭にパレードし、市民にアピールしました。

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軽トラも参加して長野市内をパレード

 町民組織結成へ 栄町

 長野県では、人口1万人の松川村で1000筆を超える署名を集めて議会請願し、全会一致で可決させた取り組みや、中川村では村長がTPP反対の集会を呼びかけて村内挙げての集会が開かれています。

 また栄村でも2月26日、農民連の会員が会長を務める農業委員会が呼びかけ人となり、地元の飯水岳北農民組合はもとより、農協みゆき農協、森林組合、商工会などが参加した集会が村役場講堂で開かれました。集会では、農民連全国連の笹渡義夫事務局長が講演し、農民連の会員から「TPP阻止まで持続的に取り組む恒常的な組織にしていこう」と提案がなされ拍手で確認されました。

 また佐久農民センターは、佐久地域を縦断する宣伝行動をおこなっています。さらに上伊那農民組合・中川農民組合などが中心となって農協などにも参加を呼びかけたシンポジウムや、千曲市・坂城町などで活動する更埴食健連は参加を広く呼びかけた集会を計画しています。

 各地では、直面する税金の自主申告や生産を広げるなどの切実な要求と結びつけて、怒りの輪をさらに広げていこうと取り組んでいます。

(長野県農民連 宮沢国夫)

(新聞「農民」2011.3.21付)
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2011年3月

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