たたかいと希望を グローバル化しよう(1/3)ビア・カンペシーナ第5回国際総会
食糧主権を憲法に盛り込んだ国々代表と
ビア・カンペシーナ総会の成果をまとめた「モザンビーク宣言」は、食糧主権をめぐる世界の動きについて、次のように述べています。 |
総会に参加した真嶋さん、武田さん、杵塚さん、工藤さん(左から) |
「なぜ私たちは、新しい憲法のためにたたかうのか?それは、今の憲法が私たちを排除してきたからだ。これまでボリビアには、主権というものが存在しなかったため、私たちには、天然資源や資産に対する権利がなかった。そのため、世界の中でボリビアの貧困率は、非常に高い。
だからこそ私たちは、農村から立ち上がっている。私たちは、今の憲法を新しい憲法に置き換える。少数派が経済をコントロールする時代は終わった。私たちは、このたたかいが勝利するまで続けていく。そのためには順序を経て前進していく必要がある。新憲法を施行させることは、このたたかいの一つだ。
農村に住む10人中7人が、今の大統領を支持している。ボリビアの歴史上、このように絶大な支持を受けた大統領は存在しない。これは歴史上とても重要な意味を持っている。
私たちの国を守るためにも、変革が絶対に必要だ。エクアドルではすでに新しい憲法が施行されている。私たちもボリビアで新しい憲法を勝ち取ってみせる」
ボリビアからは、これまでビア・カンペシーナ国際調整委員を務め、現在は首相に就任しているダミアン・ヘレナさんも総会に参加。典型的なインディカ衣装に身を包んだ彼女は、私たちの話し合いをニコニコ笑って聞いていましたが、せっかくの機会なので、記念にパチリ。
写真上、一番左がヘレナさん |
エクアドルの農民運動のリーダー、ホルヘ・ロール氏は「これが新憲法だ」と誇らしげに小冊子をプレゼントしてくれ、「国民各階層から1250もの提案書が提出され、新憲法案が作られた。今度は、農地改革など憲法を実現する法律を作る番だ」と語ってくれました。
[2008年11月]
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