世界の仲間と一体で熱い連帯・共感日本代表団香港の8日間
「食糧主権」でシンポビア・カンペシーナが開催ビア・カンペシーナは十四日、ビクトリア公園で「食糧主権」をテーマに約千人が参加してシンポジウムを開催。EU、メキシコ、韓国、インド、マリの代表とともに秋田県農民連の佐藤長右衛門委員長が発言しました。佐藤さんは、この十年間に日本の農業・農民がWTOによって被った深刻な影響を指摘。そのうえで、農民連が今年五月にビア・カンペシーナに加入したことを紹介し、「歴史的なたたかいを世界の農民とともにおこなえることを誇りに思う」と述べました。 各国の代表は、「政府が多国籍企業に服従しているため、国民は輸入食料に頼らされている」(メキシコ)、「WTOは、アメリカの食文化で世界を統一しようとしている」(韓国)など、農産物貿易のグローバル化を厳しく告発。マリのコリダリーさんは「私たちの国では、食料を生産する農民がもっとも飢えている。マリは綿花の生産国だが、三分の一しか国内で消費されない。自分たちが作ったものを自国民が消費するということなしには国の発展はない。私たちにとって、食料生産を守ることが食糧主権を守ること」と語りました。
(新聞「農民」2006.1.2・9付)
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[2006年1月]
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