世界の仲間と一体で熱い連帯・共感日本代表団香港の8日間
海外の農民運動活動家と意見交すHKAGJは十二日、ビクトリア公園内で、海外の農民運動活動家と交流。参加者は、各国活動家の話に耳を傾け、熱心にメモをとっていました。大地主の荘園で働くフィリピンの農民、リタさんが、人口の八割が小作農民で、土地の七割が地主の所有という、フィリピン農業の現状を報告。地主とたたかう農民の運動について触れ、参加者に感銘を与えました。 リタさんの話を聞いた福島県北農民連の服部崇さんは「多国籍企業や日本の大企業が、現地の農民に作らせておきながら農民はなんの恩恵も受けないことに怒りを覚えます」と語っていました。 インドのNGO活動家のクリシュナルマールさんは、インドがWTOに入ったことで、農産物の価格が半分以下になり、農業が成り立たない事態が起こっていることを告発。「農民が低賃金で働かされている」とのべ、価格保障とフェアトレードの必要性を説きました。 メキシコのカルロスさんは、WTOによって、移民労働者が苦しい生活に追いやられていることを強調。農村のコミュニティーも崩壊し、「このままでは農業が壊滅してしまう」と懸念を表明。 参加者は、海外活動家に盛んに質問。終了後は、記念写真を撮るなど、交流を楽しんでいました。
(新聞「農民」2006.1.2・9付)
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[2006年1月]
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