世界の仲間と一体で熱い連帯・共感日本代表団香港の8日間
国際色豊か、沿道から声援注目あつめた日本代表の行進「ストップ! WTO」――WTO香港閣僚会議の開会を二日後にひかえた十二月十一日、当地の労働組合やNGOとアジアを中心とした各国の農民組織などが、四千人を集めてデモ行進をおこないました。農民連・食健連などの香港派遣団(HKAGJ)もこれに参加。香港に集まった世界の農民、民衆と連帯を広げ、WTOを追いつめるたたかいが幕を開けました。色とりどりの横断幕やプラカード、リズミカルなシュプレヒコールなど、国際色豊かなデモは非常にカラフルでパワフル。沿道には二重三重の人垣ができ、香港市民の声援が飛び交います。 日本の参加者も、浴衣やはっぴを着込み、「食糧主権の確立を!」と大書した横断幕を先頭にアピール。「世界の人たちに負けないようがんばった。疲れたけど、すごく楽しかった」と、小泉首相に扮して“アメリカ言いなりの日本”を風刺した茨城の大内智子さん(28)。 また、この日のデモでとくに目を引いたのは、鮮やかな民族衣装に身を包んだ若い女性たち。「彼女たちは、フィリピンやインドネシアなどの貧しい農村から来た出稼ぎ労働者だという。その苦労を思うと、各国の農業を守る食糧主権の確立が急務だとの思いをさらに強くする」と、農民連女性部の高橋マス子部長。福島の本多芳司さんは「言葉は通じないけど気持ちは通じ合えた。熱いものがこみ上げた」と感動を語っていました。
(注)HKAGJ=香港アクショングループジャパンの略。参加団体は、農民連、食健連、大阪消団連、いわてコメネット、都風土ネットワーク、全労連、全農協労連、全労連全国一般、日本AALAの9団体
(新聞「農民」2006.1.2・9付)
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[2006年1月]
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