4市町村長から新年 連帯のメッセージ(4/4)
長野県木曽福島町長田中 勝己新年明けましておめでとうございます。二十一世紀を明るい世紀にしたいとの国民の願いをよそに、年とともに悪い方に悪い方にと転がって行きます。 いま世界は、イラク、北朝鮮などで一触即発の戦争の危機が進行しつつあります。アメリカのとんでもない覇権主義が原因です。 国内でも、バブル崩壊後十二年経つのに、まだ底の見えない階段を下がり続けています。小泉内閣になって一年八カ月、この間だけで株価は四〇%下落、企業倒産は三万六千件、失業者は十七万人も増えました。自民党はじめ政府も、万策尽きて処方箋を失っています。そのうえ「米政策改革大綱」まで発表して、日本農業に最期のとどめを刺そうとしているように見えます。 地方自治体にも嵐が吹き寄せています。地方交付税が大幅に減額(当町で平成十三年度五・三%、十四年六・九%減)され、もう削りようがないぎりぎりの状態に追い込まれております。追いたてられて、止む無く合併に進んで行きます。 これで小泉内閣支持率五〇%というから、ビックリです。「何でぇ?」と国民に問い返したい。 「雨にも負けず、風にも負けず……」自分に言い聞かせながら、今年も頑張りたいと思います。
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(新聞「農民」2003.1.6付)
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[2003年1月]
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