秋田県

七割の市町村で請願を採択

　米どころの秋田県では、「米を守る請願・陳情」を採択し、意見書を国にあげた市町村が、七割を超えて広がっています。

　請願・陳情を提出したのは、秋田県農民連や秋厚労、農協連労などが参加する米価対策共闘会議。県内の六十九市町村のうち、九月議会の審議にかかったのは五十四市町村で、その九割にあたる四十九市町村が採択、四市町村が趣旨採択、一市は継続審議でした。

　請願項目は、（1）政府は米の生産と安定供給に責任を持つこと、（2）暴落した米価を回復させる実効ある措置、価格保障を行うこと、（3）ミニマムアクセス米の輸入を削減・廃止すること。

　とくに今回の請願は、数人から十数人の議員が連名で紹介議員となり、提出されるケースが増えています。それだけ、地域の基幹産業である農業をつぶしてなるものかという気持ちが強く、党派を超えて小泉内閣の農業つぶしに対する批判が広がっているということ。この秋、農協とも連携して、国民の主食・米を守るとりくみを大いに進めたいと思っています。

　採択・趣旨採択した自治体は次のとおり。

　採択＝大館市、能代市、本荘市、横手市、湯沢市、小坂町、鷹巣町、比内町、森吉町、阿仁町、田代町、合川町、上小阿仁村、琴丘町、二ツ井町、山本町、藤里町、峰浜村、昭和町、若美町、河辺町、雄和町、仁賀保町、金浦町、象潟町、矢島町、岩城町、由利町、西目町、鳥海町、東由利町、大内町、西仙北町、角館町、田沢湖町、協和町、南外村、西木村、太田町、増田町、平鹿町、雄物川町、大森町、十文字町、山内村、雄勝町、羽後町、東成瀬村、皆瀬村。趣旨採択＝秋田市、大潟村、六郷町、仙南村。

鳥取県

28議会で採択

　採択した町村議会は、船岡町、八東町、若桜町、佐治村、智頭町、気高町、鹿野町、北条町、大栄町、東伯町、日吉津村、淀江町、大山町、名和町、日南町、江府町です。

　趣旨採択した市町村議会は、鳥取市、国府町、岩美町、福部村、郡家町、河原町、青谷町、羽合町、関金町、会見町、岸本町、中山町です。