地産地消とアグロエコロジーで
|
関連/地産地消とアグロエコロジーで学校給食を地域再生の力に(1/3) /地産地消とアグロエコロジーで学校給食を地域再生の力に(2/3) /地産地消とアグロエコロジーで学校給食を地域再生の力に(3/3) /学校給食について考えるオンラインシンポジウム /イラスト |
具体的には、給食で使う食材を同じ地域内から調達し、地場産化すること、さらに最終的な目標として、安心・安全にこだわった地元の有機農産物を、給食の食材としてしっかりと買い支えていく自治体の政策へと高めていくことが求められているのです。こうした給食費無償化運動のバージョンアップがなぜ求められているのか、考えてみましょう。
また、海外の農産物を買い続けることは、私たちの貴重なお金がその代金として国外へ流出し、世界的なアグリビジネスをもうけさせることを意味します。給食食材の調達先を地元産に切り替えることは、資金を地域へと還流させ農家を支えるとともに、こうした資金が地域内をめぐることで地域経済全体の再生へとつながるのです。
そして何よりも、子どもたちにどんなものを食べさせたいか、という視点で考えれば、地元の安心・安全な有機農産物を給食で使ってほしいというのは当然の要求でしょう。
つまり有機JAS認定の農家を探して給食食材を調達しようとするのではなく、子どもたちとともに現場に出かけ、地元の農業の現場をしっかり理解し、顔の見える関係を築く中で、農家と一緒になって安心・安全な農産物づくりを追求すること、ともに有機農業を育てていくことが求められているのです。これこそが本当の意味で「食育」ではないでしょうか。
農薬や化学肥料をできるだけ減らしながら、安心・安全な農産物づくりをすすめるには手間もコストもかかります。それを給食食材としてしっかりと買い支えていく、こうした施策を自治体に求めていくことこそが、給食費無償化運動のバージョンアップとして求められています。
子どもたちのために安全・安心な給食を! 無償化をすすめよう! 学校給食について考えるオンラインシンポジウム |
日時 12月16日(土)午後4時〜6時
プログラム
(1)講演 「私たちがめざす学校給食無償化」
学校給食費の無料化をめざす会代表世話人・石田清人さん
(2)リレートーク
●無償化のとりくみ 新婦人・池田亮子さん、●無償化のとりくみ 全教事務職員部・奥村久美子さん、●給食民間委託化に対するとりくみ 自治労連・平野あゆみさん、●給食民間委託化に対するとりくみ 全教現業職員部・永西英俊さん、●食教育・自校給食の意義 全教栄養職員部・猪瀬里美さん、●定時制高校における給食の意義 全教定通部・柳澤宏至さん、●食の安全、地産地消 農民連・齋藤敏之さん
(3)まとめ・閉会あいさつ
申し込み QRコードまたはメールで
主催 全日本教職員組合・教組共闘連絡会・日本自治体労働組合総連合
お問い合わせ 全教教財部
電話 03(5211)0123
|
愛知県津島市 桜井久美子 |
[2023年12月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2023, 農民運動全国連合会