「農民」記事データベース20130204-1055-07

“農民連あってよかった”
未来をつくる大きな力に
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農民連第20回定期大会の発言から

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“つながっていれば負けない”
全国で女性部を確立しよう

女性部 久保田部長らリレー発言

 女性部はリレー発言をしました。

 青森・沖津由子さん

 原発に囲まれた青森県横浜町に住む私は、毎日不安です。原発のない未来のために、農業で生きていけるという道筋を示すことが、農民連の使命だと思っています。広範な人々と手を結んでがんばっていきます。

 愛知・本多操さん

 単組に女性部をつくりました。愚痴でもなんでもいいので、全員が近況報告をしています。そのなかで人の話を聞く楽しみや、自分の気持ちを話す喜びに気づくことができました。

 結成のきっかけは全国の女性部総会でパワーをもらったことでした。女性は家族の応援がないとなかなか出かけられません。ぜひたくさんの女性を総会に送ってください。

 福島・佐々木賀代子さん

 原発事故被害の深刻さは、時間とともに深刻さを増しています。農作物が売れない、作れない。放射線量によって、あるいは地域によって、賠償が線引きされ、分断が持ち込まれています。

 無力感が広がるなかでも、農民連の女性たちは、仲間と集まっておしゃべりすることがとても力になっています。

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横断幕を掲げ「全国に女性部をつくりましょう」と訴える女性部のみなさん

 女性部長・久保田みき子さん

 女性部は震災後、被災地支援、原発ゼロ、TPP参加反対に全力で立ち向かってきました。被災地、宮城で開催した昨年の総会では、苦悩とたたかいのなか、被災県の発言にみんなで涙し、国と東電に怒りでいっぱいになりました。感想文集には、「つながっていれば負けないというのは本当だと思った」「本音で話せる女性部の一員で本当によかった」などの思いが、ぎっしり詰まっています。

 総会には男性の参加も大歓迎です。全国から、1人でも多くの女性を総会に送ってください。

 最後に、ジェンダー平等について述べます。農村の女性は、いまだに「家」というくくりのなかで、 「あなた、何時代に生きているの?」というような苦しい実態があります。ビア・カンペシーナは総会参加者も、役員も、半分は女性と定めています。農民連も1日も早くそうなれるように、男性だけでなく、女性たちもまた、努力しなければと考えています。

 生命を生み、育て、農民として地球をも守る農村の女性は、まさしく太陽です。農業の要求は農民連で、女性の要求は農民連女性部で。さあ、全国に女性部を確立しましょう!

(新聞「農民」2013.2.4付)
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2013年2月

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