「米政策」破たん今こそ、国が需給と価格の
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今の米市場は、需給バランスがとれていません。業務用の安物需要の増大、デフレによるブランド品種の販売の停滞に加えて、大もとの寡占流通が拍車をかけています。
米の流通は、原則市場に任せるが、主食であるなら、相場のぶれをある程度限定するくらいの制限は必要かと思います。
米づくりの大切さを教える小澤さん(天地米店) |
まちの米屋は、お米の特徴、お米一ぜんの価格、使う炊飯器の特性からくる炊き方のアドバイス、正しい保存の仕方を伝えながら、お客さんにおいしいお米をもっとたくさん食べてもらうように努力しています。
年に1、2回ほど、小学校の総合学習で、子どもたちに米の授業をしています。炎天下での除草など苦労を伝えることも大切ですが、それだけでは苦労の押し売りです。
田んぼ作りが日本の歴史の重要なファクター(要因)であり、米を作るための自然への働きかけが結果として森や川を守り、海の幸も作りだし、「水・緑・土」の循環を保ってきた。自分たちが住む安定した「土」もそうした外部経済のおかげだと、小学生には高いレベルですが、できるだけやさしく話をしています。
また、まちの米屋は、地元のお祭りを支えるなど、まちづくりの上でも重要な役目を担っています。私の店も災害時の協力店舗になっていて、災害時に備えて数週間分の米を備蓄しており、まちのライフラインの役割も果たしています。
農民連の米は品質も安定しており、今後も維持してほしい。農家が安心して米作りができるよう、農民連さんはこれからも支援をお願いします。
[2012年10月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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