日韓農民交流アジア地域のネットワークの始まり(4/4)
KPL訪日団の感想食べ物を大切にする日本の姿勢はいいパク・ミヌン団長(47)=副議長= 新自由主義と対抗するには、一つの国だけではできません。アジアは、ヨーロッパや中南米に比べて、地域的な連携が遅れています。今回の農民連との会談は、アジア地域のネットワークづくりの始まりです。食べ物の一つ一つを大切にする日本人の姿勢はよかった。多古の「しんのみくうかん」にも泊まってみたかった。
今後は農家を訪問農作業いっしょにイ・チャンハンさん(41)=政策委員長= 今回は、お互いによく知り合うための、よい出会いでした。今後は農家を直接訪問し、ホームステイや農作業を一緒にやることも考えてみたい。韓国でも残留農薬や遺伝子組み換え食品への関心が高く、食品分析センターのような施設を作ること検討したいと思います。今回、韓国のメンバーは、長時間にわたる会議をよく辛抱したと思います。というのは、みんな会議よりも、動くのが好きなのです。
アジアで連帯が広がる希望がみえたホン・ヒョンソクさん(30)=国際部長= おもてなしに感謝感激です。今まで農民連がどんな組織なのかわからない部分もありましたが、来てみてよくわかりました。これから交流が本格的に始まります。韓日が手を握れば、アジアで連帯が広がる希望がみえてきます。
仲間どうしであり長く交流ができるイ・サンジョンさん(43) 訪日してみて、農民連もわれわれの仲間であり、長く交流していけることがわかりました。農民連の役員は経験豊かで、知識も豊富にあり、とても尊敬しています。
農民連の人たちのおもてなしに感激パク・ピルスさん(45) 農民連の人たちのおもてなしに感激しています。韓国と同じような悩みを抱えながら、自力で農業を続けているのは驚きでした。多古で食べたサツマイモやシイタケの天ぷらがおいしかった。
産直センターの取り組み韓国でもパク・キビョンさん(40) 共通の課題は、一緒に研究する必要があります。佐原の朝市や多古の産直センターは、女性が多く印象深かった。こうした取り組みを韓国でも実践したい。
韓日ともに農業の実情は同じですウィー・ジェホさん(40) 韓日ともに農業の実情は同じだと感じました。日本は緑茶がとてもおいしいですね。
「農協は農民のため」認識が違っていたイ・ジングーさん(45) 日本の農業は発展し、農協も農民のためにやっているものだと今まで思っていましたが、決してそうではないとわかりました。韓日の農民が抱える課題を解決するために、農民同士の連帯が必要です。
お米のカステラに興味、弟子入りをキム・ジェジュンさん(40) (土葬の韓国に比べて)日本のお墓が小さいことに驚きました。今度は、産直センターに宿泊し、田畑にも行ってみたい。お米のカステラに興味があり、できれば弟子入りしたいぐらいです。
滞在中は不便ないご飯もおいしいチョン・ヨンソクさん(40) 滞在中は何の不便も感じませんでした。食べ物や習慣も韓国とよく似ていて、ご飯もとてもおいしかったです。韓国でも日本の米は人気があり、コシヒカリも入ってきています。輸入米は、外食などで出されています。
農民の本当の生活・運動にふれられたオー・ウクムックさん(54) 4年前に来日したときは、いいところばかり見せられましたが、今回は、農民の本当の生活や運動に触れられて、よかったと思っています。こんにゃくがおいしかった。
国民に依拠した活動が印象的だチャン・セグンさん(40) 日本の食べ物はあまり刺激がないのがわかりました。農民連の大衆に依拠した活動や運動が印象的でした。時間があれば地方の農業をもっと見たかった。地方同士の交流も強めたい。
長く歩み続けた産直運動わかったシン・ドンソンさん(51) 食べ物には不自由しませんでした。焼酎もおいしかった。産直センターの取り組みは、新しいものではなく、古く、長年取り組んでいることがわかりました。
(新聞「農民」2009.4.6付)
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[2009年4月]
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